味の素のブランド戦略
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ナショナルトレーニングセンター(NTC)が味の素とネーミングライツ(命名権)契約を締結したそうで、新名称は「味の素ナショナルトレーニングセンター」になるそうです。国立の施設としては初めての試みとか。
味の素はブランド戦略に熱心で、2002年にも東京スタジアムから命名権を買い取り、味の素スタジアムと称しています。また、サブフィールドはアミノバイタルフィールドと称し、関東大学アメリカンフットボールの主要グランドになっています。
味の素が発信している資料を見ると(右図:出展は味の素㈱知的財産センター)、従来の食品一般だけではなく、スポーツ飲料などの「健康」志向の商品のブランドも積極的に定着させていこうといいうことが分かりますね。
それで、このようにスポーツ系の施設のネーミングライツを積極的に買っているのでしょう。
ネーミングライツについては賛否両論がありますが、施設側も企業側もハッピーになるのであれば、どんどん推進して構わないのではないかと思います。ただ、ネーミングライツ先進国の米国では、数年ごとに契約先が変わり、スタジアムの名前がしょっちゅう変わってしまうという弊害も出ています。米国の命名権市場は4千億円以上になるとの調査報告もあり、取引が活発に行われている証拠ですね。
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