いつまでもApp StoreをAppleのみが運営するのは無理
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先週にAppleが公開したドキュメント、
Building a Trusted Ecosystem for Millions of Apps
A threat analysis of sideloading
について。AppleのUSページのPrivacyからたどれます。
31ページあり、書かれている内容はともかく、虫の絵はかわいいです。
ひたすら、App Storeを使わずに、直接のアプリダウンロードもしくはサードパーティApp Storeはセキュリティを確保できず怖いぞ、と脅しています。Androidのような方式だったらそうでしょう。でもサードパーティApp Storeをちゃんと管理すれば、問題の発生は限りなく抑えられますし、課金だけ分離してもかなり違うはず。
Appleは、企業などが独自のアプリを内部で展開できる仕組み、Developer Enterprise Programをあげ、証明書が盗まれたり悪用/誤用されたりして、不正なアプリが展開されていると主張しています。管理されたサードパーティApp Storeも同じ、と言いたいのでしょうが、これはサードパーティApp Store自体の問題じゃありません。
そもそもの問題は、Apple (およびAndroidではGoogle)が強くなりすぎて全てを管理していること。このような主張をしていたら、App StoreをAppleから切り離されるだけ。
App Storeの仕組みをここまで構築・発展させてきたAppleの貢献は大きいですし、購入元が一つだけの方が単なるユーザーとして楽なのは間違いありませんが、もはやこれしかないと許される段階ではないでしょう。
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