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SIMロック解除義務化がわからない

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総務省がSIMロック解除義務化を決めたとかニュースが流れました。例えば、これ。
義務化で盛り上がる「SIMロック解除」 そのメリットとデメリット

でも、なぜSIMロック解除義務化が必要なのか、よくわかりません。
上記記事によると、総務省のICTサービス安心・安全研究会が実施した「消費者保護ルールの見直し・充実に関するWG」で議論されたそうです。ここしばらく議事録が公開されていないので、配布資料を見ることにします。関係するのは、資料5 (参考)通信サービスの料金その他の提供条件の在り方等(論点整理)
いろいろな論点があげられていますが、基本は「モバイル通信市場の競争の促進や利用者利便向上の観点から、諸外国の取組も参考に、SIMロックの解除を促進することが必要ではないか」ですが、なぜ「競争の促進や利用者利便向上」になるかは述べられていません。どのような議論がされたのか、気になります。

そもそも、契約が2年縛りなのに、端末をロックする理由も不明です。この点、初めにあげた記事は突っ込み不足。
仮にロックを認めたとしても、違約金を払ったり、2年契約が過ぎれば、自由であり、ロック解除できないのはおかしい。

もしかしたら、MVNOのためかもしれません。SIMロック端末ばかりで、彼らが使える端末は少ないのですから。でも、契約の2年縛りがある限り、不利なのは変わらないでしょう。

確かに、2年とかの長期契約のときの割引は端末代に対してではなく、通信料自体に対してすべきです。
でも、いずれにしても、「競争の促進や利用者利便向上」とは思えません。変な慣習だからやめなさい、だけでいい感じがする。

以上とは関係なく、次のiPhoneはSIMフリー版を買おうかと考えています。なんとなく、縛られているのはいやなので。

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