かっこいいおっさんとは?
わたくしも、もう来月には40歳になります。
そろそろ、「かっこいい中年」とは何か?そんなことを考えないといけないお年頃になってしまいました。
体力などはどうしても若い人には負けますし、でもその代わりに長年の「知恵」(知識じゃなくて)を駆使して、戦っていく戦法に変わっていきます。
で、せっかくだからそれも「かっこよく」いきたいわけですが、まぁ、見た目もある程度はそうなんですが、やはり中身ですよね。中身で若いモンをジーンとさせるようなおじさんになりたいわけです。
ということで、最近わたくしが「このおっさんかっこいい!」とお慕いしているのが、蒲生さんです。
1959年生まれですから、計算上はもう50歳を過ぎてらっしゃいますよね。
特にMT(ムーバブルタイプ)の分野では絶対的なエキスパートで有名人ですが、何がかっこいいかって、この歳でも「おれ、金が全然ないからさぁ・・・」と、めっちゃオープンなところ。
50過ぎてお金のない人は、たくさんいると思うのですが、それを人前で堂々と言える方って、ほとんど見たことがありません。わたくしなんて、自分より若い人を前に「お金ないの」って今でも言えないですもん。かっこよすぎるです。
ちょっと目標としては大き過ぎますが、蒲生さんみたいな50歳になれるよう、この10年は自分を見つめなおして頑張らなあかんなと、ムチ打ったところです。
さて、そんな蒲生さんの新刊が好調です。
フェイスブックページのプロ向けガイドなのですが、テクニックに偏って、本質を見失いがちなプロのデザイナーさん、ウェブディレクターさん向けに書かれた本です。(もちろんわたくしのような会社のウェブ担当者にも!)
有り難いのは、全体の1/4を占める第一章を、フェイスブックページ論に充てているところ。
とかく「ファンを大量に集めるにはどうすればいいのか?」的になりがちなウェブディレクションに、「待った!」をかけてくれる、本質を突いた内容となっています。
そもそもソーシャルって、、、という忘れかけてたこと、けっこうあるはずです。
事例もユニークです。同類他書とは一線を画しています。
蒲生さんのディレクションの下、腕っこきの執筆陣ががっつり書いた力作です。プロの方は、まず読むべしですよー。