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夏目房之介の「で?」

「山下洋輔トリオ復活祭」於日比谷野音

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復縁した奥さんと行ってきました。長谷さん、とりみきさん、中条省平さんに会いました。
http://www.jamrice.co.jp/schedule/tix2009_40th/sch-090719_40th.htm

僕が知っているのは69年末の中村誠一、森山威男、山下洋輔のトリオから。故・武田和命は見ていない。でも、小山彰太(ドラムス)、国仲勝男(ベース)と懐かしい人々が出て、やっぱり坂田明(サックス)と怪物ドラマー森山威男のトリオは最強だった。森山のドラムは、ほんとにひさしぶりだったけど、凄い。これだよ、これ! 丹田を直撃する圧力。いくつなの、この人?(45年生まれ!) ジャズのドラムスというより、和太鼓やアフリカの太鼓のような、何か異様な強さ持ったもの。一体、これとタメをはる山下のピアノって何なんだ。それらと平然とわたりあい、ハナモゲラで歌いさえする坂田明って何者なんだ! もう、とにかく凄いです。最高。森山のドラムで風邪の熱が飛んだ人を知ってるが、そういう音だよ、これは。叩き終えて、サッとスティックで僕の背後の空を指したら、虹が出ていた。かっこいいなあ。
ほとんどのプレイヤーが60代とは思えない演奏でありました。
77歳の相倉久人氏もお元気そうでした。

誰も何もいわなかったけど、心の中で平岡正明氏に黙祷を。

Comment(3)

コメント

natunohi69

私が生で山下トリオを見たのは、ドラムが小山彰太さんになってからだったので、森山さんと山下さん中村さんの第一次黄金期のトリオは、今回初めて生で見ました。森山さんの生ドラム(?)があんなに鳥肌が立つような凄みのある演奏だとは、残念ながら今回初めて知りました。
(あんなに凄いドラムを見たのは、レッド・ツェッぺリンの71年の武道館公演の時のジョン・ボーナム以来です。勿論タイプはまるで違うのでしょうが)
あ、岡林信康氏も来場していましたね。

あの一瞬の雨と美しい虹は、天国の平岡さんからのメッセージだったのかも知れません。
http://shokenro.jp/00000239

昨夜は最初のご挨拶っきりになってしまい、失礼いたしました。30周年のメッセのお礼も言いそびれて、重ねてもうしわけないことでございます。

九州の山の中にいたもので、一期二期はアルバムのみ(あと洋輔さんのエッセイは読んでましたが)やっと生で見れたのが三期四期の端境期ごろからでした。夕べは楽しくて凄かったですね。当方のブログでもリンクさせていただきましたのでご報告まで。
http://www.torimiki.com/2009/07/blog-post_20.html

留吉

山下トリオとは浅からぬ因縁があります。結核療養から復帰後、バリケード占拠中の早稲田大学でライブをやりましたが、この時防衛隊の一員でした。大隈講堂からグランドピアノを路上を押して法学部校舎の一階ロビーに持ち込みました。演奏中はピアノの下で鉄パイプ持って他派(革マル、民青)の襲撃に備えていました。私は鍵盤の反対側にいたのでどうということはありませんでしたが、鍵盤側の防衛隊員は相当蹴られたらしいです。
で、数年後既にトリオを離れ自分のトリオでツアー中の中村誠一と高松駅でばったり、中村まで行く誠一と高知まで一緒に二時間余り差しで馬鹿話をすると言う幸運に恵まれ。高知で降りる私は当地のジャズ喫茶「木馬」の経営者宇賀土佐男氏へのメッセージを預かり、店に行ったら土佐男氏と盛り上がり、「木馬」のハウスバンドと一緒に汚いワゴン車で高松まで一緒に行ってギグに付き合いました。あの頃は暇だった。その後「ちゃんばらトリオ」のリサイタルでも誠一と一緒になってその時の思い出話で再盛り上がりしました。

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