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夏目房之介の「で?」

高麗の彼岸花群生

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07105 元妻とひさしぶりにデートして、いってきた。遠い! 元妻宅から4回乗り換えて1時間半。

でも、さすがに、すごいですね。

CGみたい。

緑の茎に鮮やかな赤ってのが、補色の効果で妙な視覚を生むのか。何か中華的(笑

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0710 手前に白い彼岸花を置くと、

なかなかに美しい。

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07105_up アップ気味でござい。

高麗ってのは変わった地名だな、と思っていたら、ほんとに渡来系の方々が、9C.、国破れて(?)難民となって逃げてきたのを、この地に移したとゆかりのお寺の案内に書いてあった。

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07105_2 俯瞰でござい。

近所には比留間さんという名がいくつか見え、そういえば入間は比留間と通じるので、多分これらの名は渡来系の名残じゃないかと。

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07105_3 高麗川の川原で食事中に、寄ってきたワンコ(名づけて「人のいいハイエナ」)でござい。

高麗川の蛇行が巾着型になった「巾着田」という場所に群生がある。と同時に、ここは水田だったみたい。渡来系との関係はどうなんだろう? 江戸期だろうとは思うが、養蚕の地でもあった。秩父といえば、もともと換金作物で栄え、賭場を開くヤクザさんも入り込み、それらのつながりがユニークな農民反乱となった秩父困民党事件になった、ってのを思い出したりして。元妻は「困民党」と聞いて昔「コンミューン党」のことだと思い、ヘンな言い方だと思っていたらしい。
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07105_4群生、その2でござい。

そのお寺の主は、何と神仏習合系の聖天さま(歓喜天)。何か諸星大二郎な世界だなぁ。高麗王の廟なるものまである。うわー。

渡来系と後醍醐の信仰した歓喜天と秩父事件・・・・。う~む、伝奇の血が・・・・。

明日は、江戸東京博で講演「漱石の言葉」です。俺、ブログで知らせるの、忘れてた?

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