高麗の彼岸花群生
元妻とひさしぶりにデートして、いってきた。遠い! 元妻宅から4回乗り換えて1時間半。
でも、さすがに、すごいですね。
CGみたい。
緑の茎に鮮やかな赤ってのが、補色の効果で妙な視覚を生むのか。何か中華的(笑
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なかなかに美しい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
高麗ってのは変わった地名だな、と思っていたら、ほんとに渡来系の方々が、9C.、国破れて(?)難民となって逃げてきたのを、この地に移したとゆかりのお寺の案内に書いてあった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
近所には比留間さんという名がいくつか見え、そういえば入間は比留間と通じるので、多分これらの名は渡来系の名残じゃないかと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
高麗川の川原で食事中に、寄ってきたワンコ(名づけて「人のいいハイエナ」)でござい。
高麗川の蛇行が巾着型になった「巾着田」という場所に群生がある。と同時に、ここは水田だったみたい。渡来系との関係はどうなんだろう? 江戸期だろうとは思うが、養蚕の地でもあった。秩父といえば、もともと換金作物で栄え、賭場を開くヤクザさんも入り込み、それらのつながりがユニークな農民反乱となった秩父困民党事件になった、ってのを思い出したりして。元妻は「困民党」と聞いて昔「コンミューン党」のことだと思い、ヘンな言い方だと思っていたらしい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そのお寺の主は、何と神仏習合系の聖天さま(歓喜天)。何か諸星大二郎な世界だなぁ。高麗王の廟なるものまである。うわー。
渡来系と後醍醐の信仰した歓喜天と秩父事件・・・・。う~む、伝奇の血が・・・・。
明日は、江戸東京博で講演「漱石の言葉」です。俺、ブログで知らせるの、忘れてた?