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夏目房之介の「で?」

花火とK-1GP

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29日、土曜日は、学習院大学の新設大学院「身体表象文化」コースの前期入試で、僕は面接に出てくれといわれて参加。もっとも、周知不足もあり、面接者は1名。それも演劇論志望なので、とりあえず僕は関係ないし、むしろ立場的に受験者に近い(笑 まぁ、でも、話を聞くのは面白かった。なかなか優秀な学生さんだったし、どこを受けて、どこに入っても、それなりにデキるんじゃないかと思った。

そのあと、コースのことなどを相談し、夕方から元妻のところにいき、息子夫婦たちと孫2号と一緒に、川べりから花火見物。これ、なかなかよかったです。何だかんだ、終わるまで見てしまった。で、当然「K-1GP一回戦 韓国大会」は、録画しておいた。

30日、日曜、大雨。うわー、とか思いつつ、だらだらしてたら、森下文化センターに行きそびれ、そのまま夕飯もいただき、「さんまのからくり」スペシャルまで観て帰る。

帰ってから、ようやく録画K-1観戦。でも、この一回戦はわりといい組み合わせで、興味があった。結果はこちら →
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/live/2007/2007092902/index.html

シュルトとスロウィンスキーは、結果シュルトがKO勝ちしたが、スロウィンスキーの戦い方はかなりクレバーで、無敵に思えたシュルト攻略の可能性を感じさせた。そういう意味で面白かったな。

ディファウストとクラウベは、クラウベ圧勝かと思われたが、意外や、ディファウストが強い。どんどん中に入り、当然クラウベのヒザやキックをくらいながら、倒れない。こんなに撃たれ強いとは思わなかった。会場は、ディファウストのファイトに盛り上がって歓声が飛んでいたようだ。一方のクラウベは、的確なヒットにもかかわらず、攻撃がゆるまず、敵の攻撃はさばいているはずなのに、意想外の効かなさに「疲れ」を感じていたように見える。試合としては、全体ものすごく面白かった。判定の結果は見えていたとはいえ、ディファウストはこれで人気もあがるだろう。

ボンヤスキーとレコは、遺恨試合とかで盛り上がっていたが、気合の入りすぎで、少し空回りの感じも。でも、ボンヤスキーは膝蹴りがよく出てたね。KOだったけど、TVで見てるかぎりでは少し微妙な判断でもあった。

バンナとパク・ヨンスは、まぁしょうがない。パクは経験がないので、ガードががら空きで、あれではバンナでなくともKOされやすいだろう。でも、カラエフが直前の交通事故で欠場というのは、どうなんだろう。大丈夫なのか。カラエフ、好きなので、見たかったなー。

バダ・ハリとダグ・ヴィニーは、まぁ予想通りバダ・ハリの2R右カウンターでKO勝ち。とはいえ、花がないダグ・ヴィニーもかなりうまい。これから、いい試合をしてくれるといいね。

藤本と澤屋敷。どうだろう、と思っていたが、途中で澤屋敷の鼻血が凄くて、またこれドクター・ストップなんかだとセコいなーとか不安を感じさせつつ、それでも前半藤本ペースが、徐々に澤屋敷ペースになり、とくにヒザがよくて、後半、藤本はコロコロと転び(もともとバランスは悪いけどね、大振りだし)、結局澤屋敷の3RKO。う~ん、たしかに澤屋敷、強くなってるなー。このまま、どんどんイケるんだろうか。武蔵復帰の目はないのかなー。個人的には、やはり藤本より武蔵のほうが総体的にいいと思うけどな。

アーツとセフォーは、セフォーにいいところなく、2R頭でタオル。調子悪かったのか、吐いてたね、セフォー。

チェ・ホンマンとマイティ・モー。TV的にはこれが開催地もあってメインだったのかな。あまり面白いとは思えないが。チェ・ホンマンは、シュルト的に前蹴りで相手を入れないで、ヒザを出す戦法で練習したようで、これだけのカラダだから相手を入れない練習したら、そりゃ強いだろう。でも、ストレートが、まだやや猫だったなー。しかし、モーのローブロー・アピールを審判がKOとったのは、なぜだったんだろう。それに、その場面再生しなかったし。

というような結果で、総体としては見ごたえもあったし、面白かった。とくに、KOの場面など見所を、4つの角度からそれぞれ再生してくれたのは、僕なんかには凄くよかったなー。
で、これからベスト8、準決勝、決勝戦だけど、どうなんだろうなー。まともにいけば、本命シュルト、対抗バダ・ハリ、大穴でチェ・ホンマン(まず、ありえないだろうけども)。個人的には、クラウベやバンナにもかんばってほしいけど、ちょっときついか。けど、組み合わせと、ワンデー・トーナメントで、何が起こるかわからない要素は当然あるよね。K-1的には、バダ・ハリが「最強」シュルトを倒すっていうドラマが望ましいのかな。カリスマ性、スター性あるし、最近は行儀いいしね。楽しみです。

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