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「使いやすく」「ハマる」技術とは! それは・・・

楽器系ソフト(アプリ)から感じること。それはワクワク感である!

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なぜ楽器系ソフト(アプリ)はリアルな画面デザインが多いのか?
実際にある楽器やエフェクターそしてアンプ等そっくりなデザインである。
その画面を見ると「おぉ~」とか「凄い!」と言った表現となる人も多いのではないだろうか。

多分、直感的に触ってもらうためなのだろう。
特に音楽の場合は作曲や演奏といった芸術的な部分に神経を集中しなければ良いものができない。
操作に手間取っては本末転倒である。

例えばiPadアプリの例では以下のアプリが知られている。
・「KORG iELECTRIBE

Korg

・「AmpliTube for iPad

Amplitube

この他にパソコン用ソフトでも楽器系ソフトはリアルなデザインが多い。

しかし他分野のソフトやアプリは楽器系のようなリアルな画面はあまり見られない。
音楽系と同じ芸術分野であるDTPやグラフィックデザイン系でもそうである。
音楽に関するソフトウェアは、もともとハードウェアがあるものをソフトウェア化している場合が多いのでリアル表現がやりやすいのだろう。

楽器系ソフトは以前から実際の楽器やエフェクター等に合わせた画面デザインをしてきた。
他分野のソフトはほとんどこのようなことはなかった。
しかし、iPad対応アプリでは「お絵描きパッド
のようにリアルな筆やペンをデザインしている。これからは他分野もリアル表現が増えることが期待できるアプリとなっている。
これからはiPadのようなタッチデバイスではリアルな表現を増やしてより直感的な操作へ導きだしてくれると感じている。iPadはそれが合っているデバイスでもある。

特にiPadのようにタッチデバイスの場合は「KORG iELECTRIBE、「AmpliTube for iPadのように”つまみ”があると回したくなるのですごく直感的である。
このように”つまみ”、”スイッチ”、”ボタン”は従来リアルな場で存在していて非常に解りやすい操作であるため受け入れられやすいし触ってみたくなる操作となる。
これをパソコンで操作すると、マウスで動かす為疑似的な操作感覚となる。

そこで、一概には言えないがiPadのようなタッチデバイスとパソコンの場合、そしてニンテンドーDSまたはモーションコントローラーデバイスそれぞれに合った使い方があるのである。

最近イケていないと感じる移植ゲームを目にすることがある。
それはテレビゲームのソフトをそのままiPadに移植したゲームの中にある。
というのも、十字キーの操作をiPadの画面上でさせているのは考えものである。
以前にも書いた
のだが、

『十字キーは、上を押せば下が浮き上がり、感触だけで押している方向が分かり手元を見る必要が無くなる。』

これがゲームに集中できることに大いに貢献しているのである。それが凹凸のないiPadの画面上に疑似的な十字キーを置くと逆にどこを押しているのか気になりゲームに集中できなくなる人が多いのではないだろうか。

やはり、それぞれのデバイスに合った手法があるためそれに合った操作方法が必要になる。またはそのアプリやソフトに合ったデバイスを選ぶことが必要になるのだろう。
操作は、本来すべきことを邪魔してはならない。
また、タッチデバイスの”つまみ”等のように「触りたくなる」=「ワクワクする操作」も良いソフトウェアには必要な要素になると感じている。

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