『さりげないサポート』・・・スマートIT術
ソフトウェアアプリ開発やコンテンツ制作するにあたり重要視するよう言い続けていることがある。
それは”さりげないサポート”である。
ここで言う”さりげないサポート”とは、
例えば、ボタンをマウスオーバーすると点滅したり、色が変わったりしてボタンであることを知らせる。また、ボタンを押下した場合、押下のアクションを入れ押下したことが分かる演出をする。さらに読みやすいフォントにするとか、その場面・主張性に合った字の大きさにする。ことを言っている。
そう、操作に関してなるべくストレスを感じさせない”さりげなさ”が重要である。
当然機能は重要なのだが、操作性が伴って機能性が発揮されると思っている。
場合によっては、ボタンが点滅するとストレスが感じられる場合もある。
ひとえにボタンの点滅といってもさまざま。点滅時間や点滅の大きさ、そして点滅の色等々工夫するところはいろいろある。
一つ参考にできるTwitterクライアントがある。
「HootSuite」である。
<さりげなさの参考例(HootSuite)>
・メッセージ入力欄をクリックすると、さりげなく入力欄が広がる。初めから大きく表示していない。閲覧時はさりげなく存在する。必要な時、必要な大きさで表示される。↓
・メッセージ入力後、送信ボタンをマウスオーバーすると、ボタンの色が橙色に変わりポップアップガイドも表示される。↓
・送信中は黒色の四角が右に流れていくアニメーションが表示され、送信中であることが分かる。↓
・送信されるとメッセージ入力欄の高さが元に戻り、「送信されたメッセージ」が表示され送信完了であることが確認できる。↓
”さりげないサポート”は他にもいろいろ考えられる。
・キャンセルボタンを定位置に組み込む。(ボタンの信頼性)
・前の画面に戻れる。(安心感)
・誰にでも分かりやすい言葉を使用。
・なるべく階層化はさける。
等々
当然ながら”さりげないサポート”はアプリやサービスによって組み込む要素は変わってくる。
そのアプリやサービス内容によって最適な方法を常に考えていくことが「使ってもらえる」ものになってくるのである。