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【書評】『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』:組み合わせと使い分け

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著者: 高橋 暁子
日本実業出版社 / 単行本(ソフトカバー) / 254ページ / 2011-07-28
ISBN/EAN: 9784534048523

著者の高橋暁子さんより献本御礼。

つい先日、Google+の日本国内における被サークル・ランキングを見ていたのだが、興味深い点があった。一部の例外こそあるが、Twitter初期からソーシャルメディア界隈を賑わせていた方達の名前がズラリと並んでいるのだ。Twitter、Facebook、Google+と新しい波が来るたびに、それまでに築いた基盤をうまく活用しながら、媒体ごとの特性にあわせた使い分けをいち早く実践されたきたということなのだろう。

本書はそんなソーシャルメディアにおける、使い分けということに着目した一冊。つまり、Facebook、Twitterをはじめとするツール群をポートフォリオ的に組み合わせ、ビジネスの効果を最大化するための指南書である。

◆本書の目次
第1章 ソーシャルメディアをなぜ活用すべきなのか?
第2章 フェイスブック×ツイッター 組み合わせるからうまくいく
第3章 フェイスブック×ツイッター 有名企業・団体の最新活用事例
第4章 フェイスブック×ツイッター 注目企業・個人の最新活用事例
第5章 フェイスブック×ツイッター さらに活用するためのポイント

本書の最大の特徴は、3章、4章の最新活用事例に尽きると思う。さまざまな企業の事例をFacebook、Twitter、その他ツール(HP、Blog、You Tube等)に分け、更新内容、頻度、目的などが列挙されている。このようなまとめ方、ありそうで、なかったのではないだろうか。

こうして見ると、多くの企業で、Facebookページのファン数が、Twitterのフォロワー数を上回っているケースも多く、企業活用に関するFacebookの勢いを感じる。また、使い分けとしては、Facebookでは写真、アンケート、アプリによるゲームなどが使われていることが多く、各ツールの仕様・機能をベースにした使い分けがなされている印象だ。

さらに、ソーシャルメディア活用の事例でよく名前のあがる常連企業だけでなく、ローカルな企業を数多く取り上げているのも面白い。外国人向け不動産会社「SAKURA HOUSE in Tokyo Japan」、「プリザーブドフラワーサロンAphrodite」、「勉強カフェ」、「三和メッキ工業」などである。なかでも秋田の良質な米をユーザーに直接届けるソーシャルファーマー集団「トラ男」の紹介など秀逸で、ついつい見たくなる。このようなローカルの企業が、全国区の大企業と対等な土俵で戦えるのも、ソーシャルメディアの面白みなのである。

今後、さらなるソーシャルメディアが雨後のタケノコのように登場してくることを考えると、使い分けという視点を早めに確立しておくことは、非常に重要なことであるだろう。「使い分けを制する者、ビジネスを制す」なのである。

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