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【書評】『はじめて仕事で活用する ビジネスフェイスブック』:ビジネスとプライベートの狭間

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著者: 上田 修子
中経出版 / 単行本(ソフトカバー) / 223ページ / 2011-03-18
ISBN/EAN: 9784806139980

久しぶりにFacebook本の紹介など。本書は初心者を対象に、Facebookのビジネス活用をテーマにした一冊。Facebookページ、広告
の説明など法人利用の説明も掲載されているが、手厚いのはビジネスマンとしてのパーソナル・ユースの領域である。新入社員の時に購入したWordやExcelの解説本のようなものを彷彿とさせる。

◆本書の目次
Chapter1:フェイスブックがあなたの仕事を変える!
Chapter2:「プロフィール」登録でビジネスチャンスを呼び込む
Chapter3:「友達」機能を使って人的ネットワークを構築
Chapter4:「グループ」で生み出す最強のコラボレーション
Chapter5:「ページ・広告」戦略で他社に差をつける
Chapter6:ビジネスフェイスブックはあなたのプライベートも変える
Chapter7:仕事に使える!フェイスブックQ&A
今春、新社会人になられる方々などは、このタイミングで一度目を通しておいた方が良い一冊ではないだろうか。「学生時代に友達とFaceookは相当使い込んでいたので、オレは大丈夫w」などと思っていると、少し甘い。今年の新入社員には配属早々、プライベートなソーシャルグラフに、後から会社のソーシャルグラフを統合させるという、未だ経験者の少ない大仕事が待っているのだ。

赤紙はある日突然来る。配属先の上司からの友達申請だ。露出すればするほど人気物になれた学生時代のノリとは違い、会社の人間関係では全てをさらけ出せば良いというわけではない。このビジネスとプライベートの狭間に陥った微妙な領域は、なかなかやっかいなのだ。

しかし、今やFacebookは個人の要塞としての機能を豊富に持つ。個人のFacebookページ→友達→グループ→メッセージやチャットという四層の間のうち、誰にどこまで許容するのか。そのスタンスを事前に明確にし、しっかり体制を整えておけば恐れるに足らずである。また、写真の権限設定なども、ぬかりなくやっておく必要がある。本書は、その際の良きパートナーになってくれることであろう。

そういった意味で、本書を活用する際の、裏キーワードは「不可視化」ということではないだろうか。透明な可視化社会だけが、Facebookの特長ではないのである。新社会人の皆さん、健闘を祈ります!


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