プレゼンのTシャツとジーンズ、大丈夫ですか?
「どんなファッションでプレゼンしたらいいのでしょうか?最近、ジーンズで出る人も多いようですが...」
よくこんなご質問をいただきます。
確かに、最近、カジュアルファッションでプレゼンする方が増えてきました。しかし、プレゼンは公式な場です。どんなファッションでも自由に出て良いわけではありません。ファッションにはあるお約束があるのです。
先日、会計ソフト会社Freee・佐々木大輔社長のプレゼンを取材しました。
佐々木社長は、いつでもどこでも会社のロゴ「freee」が入ったコーポレートTシャツを着ています。この日も、やはりTシャツ姿でした。
またイベント会場では社員全員もコーポーレートTシャツを着ていました。しかも、色や形もそれぞれが違ってバリエーション豊かなのです。女性は細身で首の部分が広めに開いた形だったり、髪の色に合わせたTシャツを選んでいる男性もいました。各自が自分に合ったTシャツを選んで着ているのが伝わってきました。
佐々木社長がTシャツを選ぶのは理由があります。「合理的で、分かりやすく、無駄がない」という自身の経営理念を体現しているからです。
トップがメディアの前で話すことは、すべてのステークホルダーが注目しています。
「あなたはどうしてこんな格好で出ているのですか?」と聞かれたとき、説明できることが必要なのです。
納得できる説明ができれば、繰り返し着てもらっても大丈夫。トップファッションには、説明責任が伴うのです。
私は、これを「ファッションのアカウンタビリティー」と名付けています。
佐々木社長は、このファッションのアカウンタビリティーが明確。だからTシャツでOKなのです。
あながた社長でなくても同じです。会社員であれば、会社の代表としてみられています。
もし、「なぜこの格好をしているのですか?」と聞かれて納得できる説明ができるかがポイントです。
佐々木社長の「プレゼン力診断」にご興味ある方は、下記記事をご覧下さい。
freee佐々木大輔社長のプレゼン分析「一貫した経営哲学を体現」