強みの土俵で心をわしづかみ!「広報会議2月号」に湖池屋 佐藤章社長「プレゼン力診断」記事掲載いただきました
月刊『広報会議2月号』に、「プレゼン力診断」を掲載いただきました。
「プレゼン力診断」は、経営者やPRパーソンのプレゼン力を、声、表情、身振り、ファッションなどから診断するコーナーです。
2月号は湖池屋の佐藤章社長です。
この湖池屋さんが新社長、佐藤章さんを迎え、「新生・湖池屋」としての第一弾「プライドポテト」の発表会を行うということで、2016年11月30日、会場の椿山荘まで行って参りました。
佐藤社長は、かつてキリンビバレッジのマーケティング部長時代、缶コーヒー「FIRE」を企画し大ヒット商品に育て上げた日本では最高峰のマーケティング・プロフェッショナルです。
当時、「FIRE」を経営会議で提案すると総スカンを食らいました。
そこで佐藤さんは、ネーミングは麒麟珈琲、色は青にして、日本人歌手を広告キャラクターにし再提案したら社長さんが大喜び。しかし、そこで終わらないのが佐藤さんの凄さです。「『FIRE』と『麒麟珈琲』両方を実際にモニター調査するので支持が多かった方を商品化しましょう」と社長さんに掛け合ったのだそうです。すると、結果は8対2で「FIRE」の圧勝でした。
「FIRE」の企画を通した佐藤さんの気迫とマーケター魂には度肝を抜かれます。
始まってみたら、なんと最初の3分で心を完全に鷲づかみにされてしまったのです。
それは、冒頭に出てきた「新スローガン」のチャート。
「イケイケGOGO!」
新しいほうへ イケイケ
難しいほうへ イケイケ
面白いほうへ イケイケ
たった3行でシンプルに美しくデザインされた印象的な言葉は力に満ちて、それぞれが韻を踏んでリズム感があり、一度聞いたら絶対に忘れられません。
3つともマーケティング戦略そのもの。マーケティングの佐藤さんらしい「強みの土俵」で自信たっぷりに語っていて素晴らしいと思いました。
「新しいほうへ イケイケ」は、イノベーション。
「難しいほうへ イケイケ」は、チャレンジと差別化戦略。
「面白いほうへ イケイケ」は、モチベーション3.0、働き方改革。
よく考え抜かれている言葉から一瞬で深みが伝わり、思わず唸ってしまいました。
月刊『広報会議2月号』にも記事が掲載されています。
電子版はこちら→「トップマーケター渾身のプレゼン」に感服!湖池屋・佐藤章社長を分析