「もう一丁!」悔しさが組織の力を強くする
「もう一丁!」
って言葉ご存じですか?
相撲のぶつかり稽古で苦しくて息があがっても、何度も相手に当たり「もう一丁!」と声をかけるのです。
思わず出る「もう一丁」という気持ち。この悔しさをばねに、お相撲さんは出世していきます。
私が行っている「合唱チームビルディング」は、合唱で組織をまとめ、チームの力を強くするプログラムです。
ハーモニーとは一人の力ではできません。
上手な人がいくら大声で歌っても、それはハーモニーのバランスを崩すだけで、合唱にはならないのです。
良いハーモニーを作るには、みんなの気持ちが一つになることです。
一人ではなんともしがたいもどかしさが、合唱にはあります。
そのため「合唱チームビルディング」で、なかなかハモれない悔しさに、社員さんから「もう一回!」と声が上がることがあります。
「もう一回」「もう一回」と何度もやっているうちに、気持ちが一つになり、呼吸が合う。
そうすると、不思議なことですが、音がまとまりはじめるのです。
以前、「合唱チームビルディング」を実施させていただいた会社の社長さんより、下記のような有り難いコメントをいただいたことがあります。
・・・・(以下引用)・・・・
合唱がこんなにも楽しく、そして出来ないことが悔しいものか・・・と・・・改めて実感しました。
永井先生もおっしゃっておりましたが、うちの社員もそして私自身も仕事で悔しいという感情をここしばらく忘れていました。その感情を思い出させていただき、本当に感謝しています。
次回チャンスを頂きリベンジしたいと思っております。
・・・・(以上引用)・・・・
日々の安定した業務をこなしているうちに、ついつい忘れてしまいがちなこの「悔しい」という気持ち。
一人一人が、この気持ちを大切にすること。
これが、組織を強くしていくことにつながるのではないかと思っています。