装いを整えることは相手に対する感謝
その人がどんな人であるかは大体において初対面で伝わります。
特に、表情や目線、声、身振り手振りから伝わるものは大きいと思います。
だからこそ、出来るだけ努力やちょっとした気遣いをして、虚勢を張らずに自分の印象を整えることはとても大事なことだと思います。
ただ、言葉の重みや人物の重量感というものは、なかなかすぐには出せるものではありません。
自分はまだまだ勉強不足ですし未熟な部分も多いので、自分で自分をフォローできるものはしておいたほうが、相手に対しての礼儀につながると思っています。
その中でも割と手軽に好印象を与えることができるものがファッションではないかと思います。
私の場合、最先端の流行を取り入れるわけでもなく、特に高価なものを身につけるわけではありませんが、相手に対して柔らかく優しい印象を与えるように工夫しています。
大柄なのでキツい印象を与えてしまうことが多いからです。
私は、以前ドイツに勉強に行っていたことがあり、ファッションは今でも印象に残っています。女性の皆さん身体も大きく、身長のある私は日本では背中を曲げて歩いていたのに、颯爽と歩く周囲の女性たちを見ていて「背筋を伸ばして歩くと品があって爽やか。感じが良いなあ。」と思えるになりました。服の色使いも大胆で自然。手足が長く大柄な身体に映えます。特に年配女性の装いが素敵でした。ファッションでも勉強になった国です。私は、ドイツのBというブランドが特に好きです。無駄をそぎ落としたようなシンプルなラインで品が良く、それでいて女性らしい上質な美しさも失わない服です。身体に吸い付くような着心地も気に入ってます。
ビジネスや人前に立つことが多い仕事であれば、「人がどう思うか」というのがとても大事です。
「私はこういう人だからこれで良いのです。私を認めなさい。」
という態度で仕事が出来る特別な人なら素晴らしいのですが、あまり多くはいらっしゃいませんね。
また、気を遣って素敵な装いをしている人と仕事をするとこちらまで癒やされます。
「服装を整える」
ということは、相手に対する思いやりや感謝の気持ちではないでしょうか。
そして、きちんとした装いをしていると自分も安心して癒やされますね。
心と装いを整えることは、気が緩むとすぐに崩れてしまいます。
日々気持ちを整えていきたいものですね。