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ライフワークとしての音楽を考えていきます

にじみ出る教養

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一昨日は北条政子、昨日はコンドリーザ・ライスについて書きました。

スピーチが素晴らしいと思う女性をもう一人挙げるとすれば、それはIMF専務理事・クリスティーヌ・ラガルドです。

ラガルドは、輝くようなビジュアルの持ち主で、男性陣の中に立っているだけで目をひきます。

男性に媚びることがなく、だからといって女性らしさを失わないふるまいは、社会で活動していこうとする女性の良いお手本となる存在です。

彼女のスピーチは、低い声で、しっかりと迷い無く言葉を発するところ。
彼女自身が、腹の底から信じているので言葉に力が宿り、聞いている方も「大丈夫だ、出来る」と思えてきます。

また、ファッションセンスも見事で、黒やグレーのスーツでも色味のあるスカーフをあしらい、顔周りを華やかに演出をしています。
さりげなく、フランスのブランド、ルイ・ヴィトンやエルメスのバーキンを持っているのも似合っています。

姿勢が良いのも素敵に見えるポイントです。
姿勢が良いといえば、ラガルドは、1971年にシンクロナイズドスイミングのフランス選手権で二位を獲得しているという経歴の持ち主です。

シンクロで高い領域まで行った経験が、彼女に黙っていても感じられる品格や教養を与えたと思います。
これは、昨日も書いたピアニストとしてプロ並みの腕前であるコンドリーザ・ライスについても同じでしょう。

「日経ビジネス」2014.12.29 No.1772「遺言」にて元首相の細川護煕さんがが興味深いことをおっしゃっていましたのでご紹介しましょう。

    ・・・・(以下引用)・・・・

教養は数値でははかれませんが、重要なものです。トルーマンは原爆投下時の米大統領ですが、英国のチャーチルは当初、彼を軽蔑していて敬称に「ミスター」を使っていた。それがある晩餐会後にトルーマンは得意なピアノを披露し、それ以降「プレジデント」に変えたそうです。トルーマンはピアニストを目指すほどの腕前。チャーチルもそれを解して、敬意を示したんですね。
ピアノでも本でも何だっていい。にじみ出る教養は人を引き付けます。日本では政治家も経営者もハウツーものばかり読んで、そこが不得意ですね。でもこれからはそういう人が必要でしょう。

    ・・・・(以上引用)・・・・

教養は数値ではかれない。
感じるもの。

だからこそ、普段より感性を磨き続ける事が必要なのですね。

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