人は目に見えるものしか見ない 見たいものしか見ない
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プレゼンやスピーチでアイコンタクトが必要と言います。
もちろん、言葉の表現も大事ですが、アイコンタクトも大変重要なポイントだと考えていますので、皆さんにはアイコンタクトのコツや方法をお伝えしています。
ただ、もう一つ大事なことがあります。
感じるということです。
アイコンタクトをとるということで、自分が見ることに気をとられすぎてしまうことがあります。
人というのは目に見えるものしか見ません。
自分の都合の良いように、見たいものしか見ないのです。
ニコニコして聞いている人だけではなく、納得がいっていない、言葉の意味を理解できていない、という表情の方々のお気持ちは、自分の無意識がブロックしてしまい、なかなか感じられないものです。
私は、そういうとき一度、目を閉じてみます。
もし目を閉じる余裕がなければ、目を開けてはいても、一度呼吸をし、じっくりと間をとって、目を閉じる気持ちになってみます。
これは、「じっくり間をとって」と書きましたが、人からみていれば一呼吸をする程度です。
その瞬間さえない人が多すぎるため、聴衆はついていけなくなり、メッセージが伝わらないまま終わってしまいます。
宮本武蔵の言葉に
「観見二つのこと、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見ること、それが兵法の要である」
というものがあります。
怖いかもしれませんが、ぜひ一度目を閉じて、感じることを試してみてください。そのとき気がつくことが必ずあるでしょう。
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