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人類の最も進化した姿を見ることができるバトルの声

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キャスリーン・バトルは米国のソプラノ歌手です。最初は学校の音楽の先生をしていましたが、あまりの美声のため、オーディションを受けるようすすめられると合格。経験不足だったにも関わらず、その後たちまち世界中のオペラホールでデビューすることになります。

バトルの声は、美声と呼ぶには物足りないほどの玉のような声で、人間の声を超越していると思います。

軽やかで、人間というよりはまるで鳥がさえずるような声。
人類の最も進化した姿を見るような気がします。

これほどの声の持ち主は、今後なかなか現れないでしょう。

コンサートでは、ステージに出てくるだけでオーラが立ちのぼり、鳥肌がたちました。
衣装の選び方もセンス抜群、舞台姿、立ち居振る舞いも優雅の極みで、まるで女優のようなのです。
普通でしたらAKBや嵐に夢中になっている頃、私はバトルの演奏会に連れて行ってもらう事が最高の楽しみでした。

バトルは、長時間のコンサートの最後、何曲も何曲も聴衆のためにアンコールを歌ってくれました。サントリーホールの終了時間を過ぎて舞台照明が暗くなっても歌い続けてくれたこともあります。

音楽への愛と、ファンへのサービス精神。

メトロポリタン歌劇場では、わがままが原因で降板させられたバトルですが、この世のものとは思えない天上の音楽を聴いた聴衆にとってはそんなことはどうでもよいことでした。

ニッカウヰスキーのCMで有名になった映像があります。

土曜日の素晴らしい朝に。
ヘンデル作曲の「オンブラマイフ」。バトルの声をお聴きください。

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