なぜか聴いていた音楽が違って聴こえてくる
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最近、昔聴いていた音楽が違って聴こえてきます。
より感情が伝わってくるのです。
つまらない、退屈だ、と思っていたようなものでも、あらためて聴いてみると、良さが感じられるようになっている。
元気を出すときに聴いていた音楽が、今は、胸に迫ってしまい聴けなくなってしまったものもある。
でも、どんな音楽でも、前より今のほうがより感動している。
作曲家の意志が、感情が、聞こえてくる。
バーンスタインが、ベートーヴェンの交響曲全集をウィーン・フィルと録音したとき、「わが友よ」というベートーヴェンの声が聞こえたと言います。
以前は、その意味が分かりませんでしたが、今は、「そうだろうなあ」と思えるようになった。
音楽だけではなく、人の話を聞いていても、以前より、共に嬉しくなり、共に悲しくなり、共に勇気が出る。
私自身は、まだ未熟ではあるけれども、それなりに人生を重ね、少しは人の苦労が感じられるようになってきたせいではないかと思います。
人生は、重ねれば重ねるほど豊かになる。
もし辛いことがあったとしても、人生を重ねるのは悪くない。
豊かにしてもらって、有り難いと思います。
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