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中田喜直の「都会」を鎌倉芸術館で演奏してきました

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合唱団コールリバティストは、2012年1月15日に中田喜直の「都会」を鎌倉芸術館で演奏してきました。
 
初めて曲をみたとき「こんな難しい作品できるのかな?」と思っていました。
特に、2番「ふりむくな」における休符の緊張感やハーモニーの瞬発力、4番「子守唄」の静謐で大人のイマジネーション、5番「都会」の変拍子など、難題がたくさんでした。
でも、音が決まれば華やかで迫力が出る魅力的な作品で、やはりどうしても歌ってもらいたいなあと思いました。
 
しかし、一生懸命練習した成果が出た演奏だったと思います。
本来だったら難しくて歌えないような曲を歌っている、ということだけでもすごいことです。
 
いつも言うことで「耳たこ」かもしれないけど、「最初にしては上出来。」だったと思います。
どこもそうなのですが「一番最初の本番」とは一番怖いし、練習と本番の差が出るものなのです。
今回は、想像以上によく頑張った、踏ん張った、と思いました。
 
私が感心したのは、以前だったら「あらら~、もうだめ~」と、一度崩れると、音程も音質もどんどん落ちてしまうところが、今回は土俵際ふんばってまた盛りかえすことができていたところです。
とくに、変拍子は難しいんですよ。よく落ちなかったなぁと思いました。これはなかなかできるものではありません。
  
会場のお客さんの中には、面識もないのにわざわざお声をかけてくださり「5月ぜひ聴いてみたいのでいきますよ!」
とおっしゃってくださった方も何名かいらして、よほど印象に残ったのでしょう。
 
分かる方は内面までちゃんと聴いてくださっているのです。
だれが聴いているかわからないものです。どんな状態でもベストをつくす事が大事だなあ、とあらためて思ったところです。
 
今回は有志での出場だったのでフルメンバーではありませんでした。人数が減ってしまったパートもありましたが、よくがんばってくれました。
このパートは、さらに次回レベルアップすることでしょう。
 
「若者たち」は乗ってきましたね。
「わーかもーのたーちーよー」のところ、いい音してました。こういう雰囲気がリバティストの良さ。
技術的にはみなさんだいぶ中低音域を響かせられるようになってきました。
ふだんのコツコツが効いて来たと思います。
いきなり華やかにとはいきませんが、こうやって一つ一つできるものが増えていくことは嬉しいですね。
若さとパワー(と素晴らしき音楽性の可能性!)」プラス「すごい指導陣」がありますので、これからもっとのびます。
 
これから定期に向けては、譜面が体にはいってくれば、自然とその良さは出てきます。
もっと良い演奏ができると思いますよ。
しかも、今度は浜離宮というスーパー最優秀な「楽器」を使いますから、かなりすごくなると楽しみです。「楽器」は必ず演奏を助けてくれます。
  
そうそう・・それから、次は暗譜です。
今度こそ音楽と魂の飛翔を!
 
それからSさん。とりまとめ係りを有り難うございました。
おかげさまで、安心して出演することができました。
みんなのコサージュも素敵でしたよ。
リバティストはこういうときにしっかりした良い仕事をしてくださる方が多く、本当にタレント揃いだなあと、いつも自慢したくなってしまうのです。
 
それでは、次のプレと定期演奏会を目指して頑張りましょう。

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