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ライフワークとしての学びを考えます。

プロは謝らない

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「プロはね、失敗したとしても絶対に謝らない。プロのオペラ歌手なんてすごいよ。いくら間違ったとしても涼しい顔して歌ってるんだから。」
 
オペラ指揮者の方がそうおっしゃっていました。
 
2011年12月16日日本経済新聞、三浦和良さんの「サッカー人として」という記事に共感を覚えましたのでご紹介します。

     ・・・・・(以下引用)・・・・・
 
「こんな成績ですみません」。こう言いがちになるけど、僕はそういう言葉は使いたくないし、これまで使わないようにしてきた。ふがいない成績をたたかれ、罵声を浴びても仕方ない。ただ、プロが「ごめんなさい」と発言すべきなのは、自分が怠け、努力をせず、いいかげんに日々を送ってきたときのはずだ。
(中略)
結果を認める、責任も負う。でも謝るのは少し違う。謝るべきことのないよう、常に自分のできることはすべて毎年してきたつもり。だから僕のサッカー人生に「すみません」の文字はない。では謝るより何をするのか。「さらに自分を高めていくしかない」と、いつもそこへ行き着く。
(中略)
向かう姿勢に変化はない。何十年も続けてきたことを、同じ信念でやる。どこも何も変わらない。
 
     ・・・・・(以上引用)・・・・・

見に来ている、聴きにきている立場であれば、プロに謝ってもらうことなど期待していません。
 
そしてプロは、最初から「謝らなければならないこと」などやっていないのです。
長い年月をかけた修行と、準備は人一倍誠実にやってきて、どんな結果になってもそれが現実。やるからには、常にベストを提供する心得でやっているのですね。
もう一度使うかクビにするかは主催者側の判断。謝って変わるものではありません。結果と責任は自らが負わなくてはならないのです。
 
自分の土俵の上で起こったことに関してはすべて責任を持つこと。もし、失敗しても表情に出してはいけない。
そう教わってきました。
 
もし、謝ったとしたら、それは「謝るようなことをしてきたのか」ということになってしまうのです。
 
謝らないことの厳しさ。
そういうものもあるのですね。

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