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中小企業の開発者は会社で何をしているのか

現場の状況への理解

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帰省中、空いた時間で製造業の友人と雑談していました。

そのときに少し気になったことを書きたいと思います。

友人はかなり大きな製造ラインのオペレータをしていて、ミスをすると大きな損害が出てしまうようなところで働いています。
何かトラブルが起きると、当然上長に報告し、そこから更に上へと報告することになるわけですが、
上が納得できないようなトラブルの場合、上長が「そんなことでは、報告できない。」として、
現場で何とかするように指示をすることがあるそうです。
その結果、更に大事になって、納期遅れなど重大な事態になったこともあるとかないとか・・・

雑談レベルの話しなので、具体的なことはわかりませんが、私も似たような経験があります。

自社の話しではありませんが、システムを納めたお客先でのことです。
トラブルの技術的内容をそのまま報告するのではなく、
時には技術的な観点はさておき、上が納得しやすいようなシナリオにして報告するのです。

そのために、現場責任者は沢山時間を使って精神を消耗させてしまうわけですが、
もう少し上役が現場に近い目線を持てれば、もっとトラブルが起きにくいような対策を考えられるのではないかと思うと複雑な気持ちになります。

誰しも自分が可愛いので、できる限り責任は被りたくないものです。
しかし、なんとなく筋が通っていればいいというスタンスでいては、
いずれ手痛いしっぺ返しを食らってしまいそうです。
上に立つ人は、もう少し現場を大事にしたほうがいいのではないかと思いました。

論点がぼやけすぎてわかりにくい表現となってしまいましたが、
自分への戒めも込めて、書いてみました。

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