なぜ店舗数が少ない地方が、ネット購買が少ないのか?
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スマホがますます拡がっていますが、地方でネットでの購買が拡がっている話はあまり聞きません。
これについて、日経ビジネス2015.01.12号の記事「経済教室 2015年の潮流を読む 第1回」で、アイリスオーヤマの大山健太郎社長が書いておられます。
---(以下、引用)---
ネットは本来、店舗数の少ない地方の消費者こそ高い利便性を享受できます。ところが、アイリスオーヤマではネットビジネスの4割が都市部の消費者。地方の消費者はまだパソコンやスマホでモノを買うことに慣れていないからです。ネットリテラシーの問題をクリアできれば、新しいユーザーはまだまだ増えるはずです。
---(以上、引用)---
言われてみれば「なるほど」というお話しですね。
数字で裏付けるべく調べたところ、「トップの東京都は50.5%、最下位県の約1.6倍...都道府県別スマートフォン利用率動向(2014年)(最新)」(gabagenews.com)という記事がありました。2013年年末の調査です。
スマホでインターネットを使っている比率の全国平均値は42.3%、最高は東京都の50.5%、最低は高知県の31.7%でした。
平均値よりも高いのは、関東では東京、埼玉、神奈川。中部では、愛知県。関西では大阪、兵庫、京都、滋賀といったところで、都市部に集中しています。確かに大山社長がおっしゃる通りですね。
ただ、いずれネットは使われていく方向にあるわけで、この変化のスピードを見極めるのがポイントになってくると思います。
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