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ビジネスの現場で実践できるマーケティングと経営戦略をお伝えしていきます。

絶対は、ない。ではどうするか?

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色々なプロジェクトに取り組んでいます。

 

過去の経験から学び、戦略もキッチリ作り、戦略実行もすべて実施。

仮説も立てて、実際にキッチリ検証。

細心な注意を払って不安な点も徹底的に潰していきます。

 

それでうまく行くか?

実はそれだけやっても、うまく行かないこともあるのですよね。

 

「勝ちパターンはコレ。これまでずっとうまく行ったし」と思っていた経験が、急に時代遅れだったり。

市場や顧客の状況が変わっていて、万全と思っていた戦略に足りない点があったり。

仮説を検証したつもりが、実はちゃんとした検証になっていなかったり。

「これは大丈夫だろう」と思ってあえて優先順位を落としていたことが、実はとても重要だったり。

 

なかなか難しいものです。

リアルのお客様で実際に仮説を検証してみると、検証しないで戦略を実行する場合と比べて、うまく行く確率がだいぶ上がります。

それでも「絶対」はありません。

だから、「失敗する」という前提で考えておくことで、失敗した場合のダメージはだいぶ減ります。
 

難しいものですが、日々の経験や失敗から、謙虚に事実の積み重ねを学び続けるしかないのですね。

「上手に失敗する方法」を学び、小さな失敗を積み重ねることが、大きな失敗を回避するカギなのかな、と言う気がします。

 

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