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原発停止なのに、今夏の電力が安定供給できている理由を調べてみた

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昨年の夏は原発がまだ稼働していました。しかし電力供給がピンチということで日本全国節電一色でした。

今年の夏は、関西電力の大飯原発こそ稼働しているものの、他の原発は稼働停止中。

しかし節電モードではありますが、今のところ電力供給がピンチという状況には至っていません。

 

そこで東京電力のサイトを調べてみたところ下記の図がありました。(オリジナルはこちら )

Power20120804

2011年8月と2012年7月を比較すると以下のようになります。

原子力    ー376万kW
常設火力   +334万kW
緊急設置火力 +134万kW
揚水式水力  +150万kW
太陽光等     +7万kW
その他     +77万kW
合計     +326万kW

原発停止分を、常設火力、緊急設置火力、揚水式水力などを総動員して間に合わせている,という状況がよく分かります。

昨年の夏は大震災の4ヶ月後に猛暑が襲ってきました。電力安定供給のために大変だったかと思います。それから1年後の今年の夏は、ある程度準備期間があったということなのでしょう。それにしてもご担当者の苦労は大変だったかと思います。

 

あまり目立ちませんが、「太陽光等」がゼロから7万kWに増えているのがとても重要だと思います。今後大きな変化に繋がっていく可能性があるのではないでしょうか?

 

 

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