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ネット社会で、いかに自分で考える子供を育てるか? 吉田賢治郎さん著『子どもをネットから守り、ネットで育てる』

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「けんじろう と コラボろう!」の吉田賢治郎さんが書かれた「子どもをネットから守り、ネットで育てる」(翔泳社)を読み終えました。

けんじろうさんが、ご自身のブログで「学校裏サイトで娘が実名で攻撃され、父としてメールを送ってみた。」等を書かれたのがきっかけになり、本にまとまったものです。

 

これは、今までになかった、まさに世の中が求めている素晴らしい本ですね。

決して頭ごなしに接するのではなく、子供達自身が自分の行動に責任を持てるように考えるように子供達の目線で対話するスタイルは、コーチングがいかにあるべきかという点でも、とても勉強になりました。

まさに家庭でコーチングを日々実践なさっているのですね。

また、p.26の「削除するか、無視するかの判断基準と対応方法」の中で、

---(以下、引用)---

誹謗中傷などを書いて攻撃している者の大半は、軽い気持ちや遊び半分でしています。しかし、中にはかなり陰湿なものもあり、その場合は、

●特定の人に対しての攻撃に、多くの賛同者が加わることにより場が盛り上がる
●次々とコメントが書かれて慌てて削除するが、それが追いつかずに「イタチゴッコ」になる

ことを面白がります。

なにしろ、相手が慌てている、痛めつけられている姿を見て楽しむのです。

---(以上、引用)---

大人の社会でも同じイジメの構図があり、子供社会が大人社会の縮図であることにドキっとさせられます。

子供が「ネットリテラシーを身につけた、しっかりと自分で考える人間に育って欲しい」と願うお父さん・お母さんにお勧めの本です。

 

http://twitter.com/takahisanagai

 

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