自費出版の道#10: オルタナティブ新書
自費出版の形もだいぶ見えてきたある日。
有楽町で、オルタナティブ・ブロガーが集まる毎月恒例のブロガーズ会議が行われました。
中華料理屋で行われた二次会には、ITmediaの方々やオルタナブロガーがいつも通り多数参加しました。
今回、ブログで書いた内容を本にまとめるということで、何名かのブロガーにこの自費出版の話をしました。
ITmediaエンタープライズ編集長の浅井さんにも、「今度新書版で、オルタナティブ・ブログに書いている内容を自費出版しますので、よろしくお願いします」とお話ししました。
浅井さんと企画している内容をいろいろとお話ししているうちに、「それならせっかくだから、『オルタナティブ新書』という形でシリーズにしましょう」という話に発展しました。
「オルタナティブ新書」
という語感が何となくいい響きでしたし、オルタナティブ・ブログに書いてきた内容を書籍にまとめる、という一つの道筋をつけられる可能性を感じました。
この後、「オルタナティブ新書」のアイディアを受けて、オルタナティブ・ブログ運営事務局のばんちょ~(鈴木麻紀さん)が社内を奔走し、実際にITmediaさんの中で企画をとりまとめていただきました。
現時点では、「オルタナティブ新書」は、
・オルタナティブ・ブロガーの自費出版。
・発行主体はブロガー。ブロガーが自己責任を持って進める
・カバーのデザインはITmediaさんが行う
・また、ITmediaさんが記事で紹介していただく
という形で進めることになりました。今後はさらに進化していく可能性もあります。
個人が独力で自費出版すると、ブランディングやプロモーションの点で限界があるので、カバーのデザイン支援やメディアでの紹介は大変ありがたいことです。
これも、浅井さんの「オルタナティブ新書」という言葉がスタートラインでした。
このようなブロガーのアイディアを、その場で「オルタナティブ新書」というシンプルなコンセプトにまとめるあたりは、さすがに浅井さんと思いました。
企画を考える上では、ネーミングが企画のコンセプトを明確に表現していることが重要であり、そのネーミングでチームが動いていくことを実感した次第です。
ブロガー主体で、ブログから出版という新しい道をパターン化できる可能性が出てきました。