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「初音ミク」に見る、音声処理市場の新展開

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吉川さんの「画期的な音声合成ソフト「初音ミク」に驚愕した!」を拝読し、「初音ミク」の歌声を聞き、私もそのあまりの自然さに驚愕しました。

 

コンピュータによる音声処理は数十年の歴史があります。

7-8年前、私も音声処理ソフトに少しだけ関わりました。

私が担当していた商品は法人市場向けで、当時はコールセンターでの音声自動応答等に使用していました。

当時の音声はコンピュータで合成しているという前提で聞いて何とか使える、というレベルでしたが、先進的なお客様では実際に活用いただいていました。

お客様に電話で金融商品の名前を言ってもらい、その金融商品名を音声認識し、商品コードで最新市場価格を検索し、結果を音声合成して返す、というデモを作ったのも、この頃でした。

 

さて、「初音ミク」。

ニコニコ動画で「初音ミク」で検索すると、「初音ミク」に「六甲おろし」とか「君が代」等の色々な曲を歌わせている投稿がアップされています。

価格は15,750円で、あまりの人気に品薄状態が続いているそうです。

ううむ、音声合成ソフトでこんな形の展開があったとは、....。

音声処理ソフトという市場は比較的ニッチな市場で、確実にニーズは存在するのですが、なかなか大きな展開に繋がらない市場でした。音声処理ソフトビジネスに少しだけでも関わった者としては、非常に感慨深いですね。

「初音ミク」は実際の声優の音声をサンプリングして作っているとのことですが、非常に自然に聞こえます。発声条件を限定できる「歌」というあたりが、結構いいポイントを突いているかもしれませんね。

 

一つの非常にニッチな分野での利用方法として、アマチュア合唱団の音取りに使えるのではないかと思いました。

合唱団で新曲を取り上げる際には、新曲の自分のパート(ソプラノやベース)をピアノやMIDIで演奏し、それを聴いて自分のパートの旋律を身に付ける作業を行います。「音取り」という作業です。

しかし、実際に人間の声で歌っていただくと、より覚えやすいのではないでしょうか?

合唱団によっては、ラテン語等の外国語の曲を取り上げる場合も多いのでここがネックになるかもしれませんが、日本語の曲の場合に「初音ミク」で新曲の音取りが出来ると、結構使えるのではないかと考えた次第です。

他にも色々と活用方法が出てきそうですね。

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