「プロフェッショナル認定」の意味
私の社内の職位は、英語名でICP Marketing Manager Advancedです。
多分、IBM関係者以外の人にとっては、何のことか全然分からないですよね。
ICPとはIBM Certified Professionalの略です。IBMのプロフェッショナル制度としては、スペシャリストの上位に位置する職位であり、様々な厳しい審査の上で認定されます。IBMでは、最終的には役員と同等レベルまでのキャリアパスが用意されています。
単なる資格ではなく、認定されると職位も上がります。ちなみに私の場合は、一般的な企業では「担当部長」と称されるポジションにあります。 尚、プロフェッショナル職位であり、ライン職位ではないので、人事上の部下はいません。基本的に自分の仕事は全て一人で行います。
私は2004年年末に認定され、2005年1月1日付けで現在の職位になりました。
認定後2年3ヶ月が経ちましたが、認定されて変わらないことと、変わったことがあります。
まず変わらないこと。職位は上がりましたが、認定直前と直後では、担当している仕事内容はあまり変わりませんでした。
これは、認定審査される時点で、認定されるに値する仕事をしており、かつ成果を出していることが前提になりますので、当然かもしれません。これがラインとしての職位が上がる場合は、部下が一気に増えたりするので、仕事内容は大きく変わるかもしれませんね。
変わったことは、自分の日々の仕事に対する意識です。ICPとして、現在の仕事の意味づけや位置づけ、会社から期待されているアウトプットは何か、等を、一つ一つの仕事についてより深く考えるようになりました。
認定されてから3年後に再認定がある、というのも、このように考えるようになった一つの理由です。
再認定の際には、ICP認定後、ICPとしてどのような仕事を行ってきたかを審査されます。もし仕事の成果がICPに相応しくないものであれば、ICPを剥奪され、その結果降格されます。つまり、給与も下がります。 このため、常に緊張感をもって仕事に臨むことになります。
現在担当している仕事が、市場状況等の外部要因が原因で当初から変わり、ICPに見合った成果が上げられない場合は、ICPとして期待される本来の力を発揮できる仕事に異動することも必要になります。
ということで、私の再認定は今年の年末です。来年もICPとして自己紹介できるように、精進したいと思います。