CSRが退屈なのは、世の中のせいか、それとも自分のせいか。
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本日のお話は、「CSR(企業の社会的責任)が退屈なのは誰のせい?」について。
誰かに罪をなすりつけたいわけではないですが、
CSRを推進する僕でさえ退屈な時があります。
そんなおり、CSRコミュニケーションの勉強会をしたので、
そこでの出来事も含めて、まとめ記事を書きたいと思います。
‖CSRの本は読まない?
ここ数年書店の経営関連の棚で「CSR○○」みたいな本を
いくつも見るようになりました。
感覚値ですが、数倍に増えてるかなと思っています。
しかし、です。内容はどれも難しいものばかり。
正論ではあると思うのですが、実際読み始めても、
途中途中で止まってしまい中々読み進められません。
何より、読んでいて「面白くない」。
これは、「CSRを詳しく知りたいな」レベルの人の話しですが、
数ページ読んで、買うのを諦めるという人もいます。
では、CSRに興味がある人は何の情報源を参考にしているのか。
最近多い答えは「Webサイト」というものです。
こちらは情報量も豊富で、とっつきやすい言葉書かれているので、
RSS登録やブックマークなどをして閲覧しているようです。
手前味噌ですが、僕のメディアが情報源という方も多かったです。
Twitterや、各種CSR関連の連載、ブログなどだそうです。
積極的に発信してると見てくれる人もいるんですねぇ。
(自慢ではないですよっ!)
‖CSRの業界団体ってあるの?
CSRが退屈(面倒なども含)な考えに陥っているのは、
業界団体が動いていないからではないか?
そんな疑問もあり、色々調べてみましたが、
一番それっぽいのが「経団連」さんなのかなと。
いわゆるIT業界ほど、業界団体はないようです。
国もCSRにはあまり関与してないみたいですし。
企業の社会的責任(CSR)|経団連
CSR関連の業務にあたる人はいいと思うのですが、
一般ビジネスパーソンからすると、
退屈なデータや文章が続くものだとは思います。
リテラシーを身につけるには少々ハードルが高めですね。
そう言えば、大手企業で「分かりやすく」をモットーに、
今年はCSR報告書を作りましたって所があった。
苦笑い、ですね。今まではなんだったんだと。
「CSR報告書をわかりやすく」なんて当たり前の話しで、
予算と時間かけるなら当然のことだと思うのですが、
この分野に関してはそうでもないようで...。
CSRに関する、書物や活動が退屈なのは、
一般ビジネスパーソン向けの内容ではないからでしょうね。
ただのポーズにしか見えないことも多いです。
何か特別に選ばれた人が、その業務にあたるみたいな
雰囲気があるのでしょうか。
CSRがわかりにくく、難しいのは、
言ってしまえば、誰のせいでもないのですね。
もちろん、CSRに関わる人が噛み砕いた情報発信を心がける、
というのは今後とも必要にはなります。
東日本大震災以降、社会貢献やCSRに興味を持つ人が増えたという統計も、
たくさん出てきましたが、その興味を持ってくれた人たちに、
CSRについての情報を届けるメディアが少ない。
だから、書籍をあたるも結局、買って半分も読まないうちに、
本棚に戻されてしまうのでしょう。
CSR勉強会でもそんな話しも出てました。
このブログも退屈なブログにならないように、
ざっくばらんに色々な視点から書いていこうと思います。
僕が、CSR入門の入門みたいな本を出した方が早いのかもしれませんが...。
皆様の中で「これよかったよ!」という、
Webサイト・本があったら教えて下さい。
安藤光展
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