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 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

何故本質的な議論は進まないのか?

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相変わらずドタバタなので、思いついたことだけ簡単に記す。

まず、核保有国の大使の大半がノーベル平和賞授賞式へ欠席する見込みだとのこと。確かに、核が抑止力になっているというのが現実ではあるが、だからと言って核廃絶を目標にすることが人類にとって不要なのか?平和を希求する人類の試みを否定するような行為は如何なものかと感じる。多くの有能な方々は、現実を見つめるべきだと言うだろう。だが、理想を追求するスタンスからしか、世界を変える新たな仕組みは出来ないと感じている。

コンビニで成人誌を扱わないという取り組みに対して、不健全だからやめるのは馬鹿げているとのコメントがあるとのこと。だが、以前にも書いたが我が国ほどこのような情報が無造作に扱われている国はない。何も廃絶せよとは言わないが、見れる場所を制限してどこがいけないのか?何でも簡単に手に入る世の中が本当に必要なのかは、よく考えるべきだと思う。

我が国だけが、銀行の店舗数が面積当たり異常に多いとのこと。確かに、通常の決済などはインターネットの技術などで店舗まで行かなくとも済むようになっており、そもそも銀行はもっと早めにこの整理を進める出来だったと思う。ただ、一方で何でも簡単に数値だけで判断できるものでもない。拠点の効率化は当然として、一方で零細な企業に対しても融資を可能とする社会的仕組みは不可欠だ。それはもちろんFINTECHを活用することが前提だと思うが、人の手は要らないのか?

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