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 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

世界が平和でありますように!

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今年最後のブログになるが、タイトルはちょっと良い感じだが、中身はいつものオジサンの小言と愚痴だ。

まず、今週感じたのは、ずいぶん静かなクリスマスだな、ということだ。以前にこのブログに書いたように、そもそも我が国のクリスマスはスタートが早すぎるとは思っていたし、その点では今年も同じなのだが、イブ・クリスマス当日が静かだと感じた。もちろん自分自身が仕事でドタバタで、街にあまり出なかったということもあるが、それにしてもいつもの賑わいを感じなかったのは何故か?

正月が普通の日になり、クリスマスが普通の日になる、それはそれで良いのだが、一方で年の初めに当たって一年の計を誓うことはあった方が良いし、自らが帰依する宗教ではないにしても、そこでの祈りというものには、それなりに敬意を表してもよいのではないか、と思う。

私は、イブは嫁とともに、自分が行きつけのビストロに行って食事をした。久しぶりのちょっと高級な食事であり、シェフに事前に依頼して我々だけの小さなチキンを焼いてもらったものだから、とても静かに楽しく過ごさせていただいた。この店は小さな店だが、当日は4組くらいの、比較的年齢層の高いカップルがいて、その意味でも静かであり、雪でも降れば素敵なのにと感じたくらいだ。

ともかくも、年末から年始に向けて、少し家族や知り合いで集まって、団欒を過ごす機会が増えると思う。この際に、今一度自分のこの一年、これからの一年を見つめてみるとともに、世界の、人類のこれからにも少し思いをいたしてみたい。そして、世界中でそのようなひと時が過ごされることによって、人類社会が少しでも平和に向かって進んでいくことを心から祈る

最近結婚した国会議員が育児休暇を取るという。そして、そのことが次々と報道され、また官房長官までが一言言う。まず、ゴシップ記事のような報道は止めていただきたい。はっきり申して、まともに正面から国民にとって重要な事実を取り上げている報道を見たことがない。すべてがゴシップ的であり、何がその裏にあるかというような推測と詮索に基づくものだけだ。

他方で、そもそも国会議員の育児休暇などナンセンスだ。休みたいなら休めばよい。そもそも国会議員は労働者ではなく、育児休暇などというものは考えられない。ある意味自由な立場であり、個人商店であって、このような不見識の人間でも通常の労働者の何倍もの報酬を、遊んでいてももらえる立場だ。

仮に何か問題があるとして、それは一つには所属する党の反応で、次回の選挙の公認に影響する。もし、次回も選挙に出たいのであれば、当然地元の有権者との関係も出てくる。だが、それは自分で地元に出かけて、ご理解を得るしかない。それを公共の電波や新聞などで求めるなどという行動はあり得ないし、こんな不見識な問題を取り上げること自体おかしい

そして、そもそもこのようなことを公に主張する当の国会議員は、そもそも国民の代表たる資格はないし、即座に辞任すべきだと考える。国会議員であっても、男性が育児に関与すべきという主張は理解できるが、それは自分の判断でやりなさい。そして、それをきちんと自分を選んでくださった有権者に理解いただきなさい。育児休暇という制度が、どのような趣旨で出来たものか、少しは勉強をしなさい。

そして、自分の立場が如何に恵まれているかを理解しなさい。あなたは、同じように育児休暇の制度の対象にならない企業の経営者よりも、はるかに楽で責任のない毎日を送り、高級を食んでいることを認識しなさい。その上で、あなたは自分が努力すれば育児に専念できる、でも下町ロケットの社長たちは、そんなことは絶対に不可能であることを、考えてみなさい。

新たな年が、少しは今年よりも素敵な、そして平和な年になりますように!

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