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 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

もう少し広い心で!

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この週末は香港だ。このところ海外続きなので、簡単に!

ちょうどWBCの試合が行われている。いつもわが国は韓国と上位を争ってきたが、韓国が初戦でオランダに大敗し、結果として予選で敗退となった。この情報を携帯のニュースで見たが、これに対する感想が、韓国の予選組のチームへの強い感謝であったのを見て、その表現などを含めて少し悲しくなった。

どうも、スポーツでは、わが国は野球やサッカー、ボクシング、スケートなど強い分野が比較的韓国と似ていて、様々な国際大会で結構決勝に近いところで韓国と当たることが多く、そのためか国民もマスコミも必要以上にお互いに意識しているところがある。

それに加えて、昨今の竹島問題などで、お互いの意識が近親憎悪のようになっているところがないだろうか?両国間に様々な課題があるのは事実だし、相互にお互いの主張に納得できない部分があるのも確かだが、歴史的に見ても極めて緊密な関係があり、人種的に見ても共通性が高い両国なのだから、もう少しお互いに広い心で接しても良いのではないか

携帯上のコメントとは言っても、韓国の方で日本語が読める方もいる。多くの人が読んでいる可能性を考えると、如何に言論の自由と言えども、言葉遣いとか品位は保つべきだし、安易に他国の感情を刺激するのが好ましいことでもない

ネット時代で、あまりに無責任な発言がウェブなどで溢れているのが、とても気になる。世界中がますます密接に関係するようになってきている現代においては、お互いの立場、歴史、社会、気持ちなどの違いを念頭において、もっと広い心で他国に接する必要があると考える。

そのような関係の中でこそ、日本人のやさしさ、気配り、謙遜など、世界中に誇れる我々の良いところが本当の意味で表現でき、そして評価されるのではないだろうか?

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