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 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

文化活動をもっと評価できないか?

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今週も簡単に!

たまたま偶然なのかもしれないが、学生時代の友人たちが、突然文化活動?を再開している。一人は相当大きな会社の代表者だが、会長職に退き大学院に通うと言いだした。多分正式に学生としてということではなく、社業もあるので聴講のような形だろうが、ともかくも文学部で歴史を勉強するとかいうことだった。

かと思えば、先般突然メールが流れてきて、別の友人がコント劇をやるので見に来いとのこと。中身は分からないが、まあ学生時代に演出などやっていたのは知っているので、その延長線上かと思い、見に行くことにした。

そんなさなか、これまた偶然だが、高校時代の同窓生が音楽の世界では結構意味のある賞をもらったという報道がされた。まあ、こっちは本職だからちょっと類は違うが、私の高校は受験校で、そこから芸術関係に進むのは極めてまれであり、彼は芸大に入ってずっと指揮者で活躍してきて、この賞だから大変なことだと思っている。

そう思って、最近のニュースなどを思い起こすと、バレエだとかピアノだとか、様々な芸術文化の領域で日本人の活躍が目立っている。そこに加えて、先に述べたようなオジサンたちの覚醒。それがどう国の姿や我々の生活につながるのかは別にして、面白い流れだし、悪くないと感じている。

ただ、強いて言えば、オジサン達の活動は別にして、クラシックにしても、バレエにしても、ジャズにしても、携わる方々は一生懸命だし、その成果も世界的に評価されているのに対して、日本においてこのような文化の評価が極めて低い、或いは関心が薄いのがちょっと気にはなる。

何もこのような欧米型の文化だけが評価される必要はないが、AKBとかのレベルの低い文化だけが異常に評価されるのも、バランスを欠いていると言わざるを得ない。もっと本当に良いものをきちんと評価する社会にしていかないといけないと感じている。

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