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 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

やっぱり国民がしっかりしないと!

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民主党の代表選挙がスタートした。ようやく菅さんが辞めるわけで、そのこと自体は良いことなのかもしれないが、どうも見ていて誰がなっても同じような気がする

各候補者が一堂に会して議論をする場があったが、そもそも投票することのできるのは議員だけなのに、公共の電波を使って流す意味があるのか?そして、全員が一般論だけで、精神論と曖昧な表現にとどまるような議論でしかない。

代表質問ということで、海江田氏にしつこく小沢氏の件を聞いている図があったが、政治家が明快に答えるはずがないのに、同じような質問を繰り返すマスコミ関係者の愚鈍さにもあきれる

既に米国の現政権は小沢氏をどう排除するかに様々な対策を講じているはずで、それにも関わらず相変わらず挙党態勢などと言っていること自体が、ナンセンスだ。大連立かどうかは別にして、少しでも意味ある政策を推進しようとすれば、小沢Gに依存することは不可能なのは子供でも分かる。

もし決断が出来ないのであれば、国民のためにも新政権で解散総選挙を打つしかない。やはり政権交代に不必要な期待をして、この国の問題を更に深化させた国民にも大きな責任がある。常に、自分たちは被害者で、政治が悪い、政府が悪い、税金を払うのは嫌だ、助成金や補助金をよこせ、ただただ人頼みで来た咎が出ているとしか言いようがない。

この間、構想日本のフォーラムで自民党の石破氏の話にもあったが、フォーラム自体がそのような方向付けをしたものではあるが、やはり政治の方向性を決めるのは国民でしかない。もし、明確なビジョンを持たない候補者しかいなければ、自分が出る、そのくらいの責務が今や国民にも要請されているのではないか、という気がする。

このままでは、早晩わが国は財政だけでなく、社会も含めて破綻するのは目に見えている。政治家のレベルは有権者のレベルで決まる、とうそぶいていられるのも今のうちではないか?

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