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 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

そろそろ関西が元気?

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木曜日の夜から関西へ行ってきた。昨日つまり金曜日に京都市で民主会派が主催で事業仕分けがあったので、これに合わせてその前日に大阪に泊ったのだ。

ちょっと時間があったので、本当に久しぶりに北新地のクラブへ。その前にちょっと新地で食事をしたが、これがなかなかうまかった。串幸という串揚げの店だが、さすが食いだおれ、なかなかのもの。シェリーやシャンパン、ワインで27本の串をいただいたが、創意工夫あり、しかもネタも新鮮でおいしかった。それで二人で3万円、リーズナブルだよね!

ついこの間年末に銀座でちょっと酔った勢いでクラブに行ってしまったが、超一流店ではないのに、ボトルを入れたせいもあって3人で17万円、一方で新地はこれも一流店ではないし、ボトルは前からあったので、条件は異なるが一人で2万円台。どうも、バブルの崩壊も生き抜いた銀座の崩壊と、バブルで一旦沈んだ北新地の復活が感じられる。

橋下知事の政策の細部についてコメントする立場にはないし、何となくタレント知事のような印象は否めないが、でも広域圏連合などを始めとして、大阪を中心に元気が出てきているのも事実のような気がする。

考えてみれば、民主党は京都では結構若手大物が多い。前原、松井、山井、福山などなど、実力派が揃っている。そんなこともあって、まだあまり実績がない議会会派主導の仕分けが実現したという点でも、ちょっと関西の復権を感じる。

もっとも例えば京都市内の公衆トイレのモデル事業などの話を聞いたが、モデル事業なのにそれをどう評価して次にどう結び付けるのか、など明確な戦略がないなど、話が市の職員とまったくかみ合わないことが多々あり、まだまだ皆で努力が必要ではあるが。世界の京都なのだから、思い切ってトイレを充実すれば良いと思うが。

年初から、民主党内の内紛劇がまだ続いている。でも、政府として重要な課題はほかに山ほどあるのであり、小沢氏の問題を一瞬で結論付けられないところがそもそも問題ではないか?また、経団連は、法人税率引き下げでも雇用は保証できない、と言う。大体政治頼みの事業家などもってのほか

それぞれの国、地域で事業推進に当たって様々な条件の相違があるのは当然。仮に法人税率を下げても、それで国際競争力が上がると言えるのか?方向性を自ら見出すことが出来ず、ただ預金残高を積み上げ、政府にすがるしかない財界など死んだも同然。そんな死にゆく一極集中東京の時代はそろそろ終わりかもしれない。

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