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 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

忘れられる忘年会に!

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忘年会とは、年内の苦労を忘れるために年末に行う宴会だそうだ。自分の経験で言えば、学生時代は体育会にも所属していなかったので、私の忘年会の歴史は社会人になって始まったと言える。

その後最初に勤めた会社を辞めて、転々としてきたが、その都度忘年会らしきものは開催され、参加してきた。ただ、ある程度役職が上になると、自らが参加するというより、差し入れ金を渡して自分は出席しないというケースが多く、学生時代の仲間など気の置けない友達とひっそりとやるというのが最近だった。

特に前職を辞して、まだ何をするかはっきりしていなかった昨年はあまり忘年会のお誘いもなかったと記憶している。これは多分にバブル崩壊以降沈滞化した夜の街の影響もあったのかもしれない。

ところが何故か今年は、「忘年会」と銘打ってはいないものもあるが、年末までぎっしりと日程が詰まっている。自分がいろいろな活動をしていることもあるが、どうもいろいろなところで関係ある知人たちが、今の現状に相当業を煮やしていて、若干やけくそのところもあるのではないか?

忘年会は苦労を忘れるためだし、逆に言えば新たな年に少しでも前向きにという土台を作るものでもあると思うが、今年は本当にその役割を果たせるか?

世の中というのは偶然が多いものだが、つい先日同じ日に突然二人の知人から連絡があり、大事な相談があるので是非時間を取ってほしいということがあった。会ってみると、どちらも本人ではないのだが彼らの知人が、破産の実態やその影響について教えてほしいとのこと。

たまたま北朝鮮の砲撃で有事のドル高、株価もちょっと戻ってきているが、日本経済の状況はますます深刻さを増している。このままでは年末や来年3月の年度末に向けて、大量の中小企業の倒産が出るのではないかと懸念している。

大企業は先が読めないから金を貯めこみ、緩和した金融は大銀行から大企業へは流れるが、中小企業は私の周囲を見ても皆ギリギリのところで持ちこたえている状況だ。これでは、忘れるどころか一生忘れられない年になってしまう。

ましてや、ひょっとすると今年は、世界の平和にとっても悪い意味で忘れられない年になる恐れもある。普天間問題を契機として、日米間に隙間風が吹き、これ幸いと中国やロシアが再び帝国主義的な動きを強め、更に北朝鮮の朝鮮動乱以来の砲撃、2011年以降が20世紀のように戦争の時代への突入にならないように、安心して忘れられる今年であってほしい。

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