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ビジネスでもプライベートでも記憶に残る人と残らない人では、訪れるチャンスの数が大きく異なります。顧客獲得に悩む営業マンの予算未達の原因は“絶対的な見込顧客の不足”でした。このブログでは1回1回の出会いを大切にすることをテーマに”記憶に残る営業”についてお伝えします。

地方経営者は「人材がいない」、地元出身者は「仕事がない」

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 私は地方中小企業を訪問し、経営者にお話を聞くことが多いのですが、よく経営者が言われる言葉があります。それは、「人材がいない」です。

 その一方で、地元出身者の大部分が首都圏もしくは関西の大学に進学します。そしてその多くは、そのまま首都圏・関西で働き始めます。そんな地元出身者はこう言います。「地元では仕事が無い」と。

 私も実際、首都圏に進学し、大学卒業後は首都圏で働き始めました。私自身、長男であるため地元に帰らなければならない、帰りたいと考えていましたが、大学卒業の時点では首都圏で働くことを選びました。その時、私もこう考えていました。「地元では仕事が無い」

 ここでいう仕事というのは、"成長できる仕事、やりたい仕事"といった意味です。

 昨年の年末、同窓会の時のことです。約10年ぶりに、ある同級生と会いました。その同級生は、小学校、中学校、高校と学力トップで、良い大学に進学しました。今は首都圏で働いていますが、その同級生はこう言いました。「故郷に帰りたいが、地元には仕事がないから、あきらめている」

 地方にも、"成長可能と思える"場所がもっと必要なのではと感じました。そのためには、地方の中小企業がもっと元気にならなくてはなりません。今の地元出身の学生が「将来は"地元のあの企業"で働きたい!!」と思える企業を、日本全国にたくさんつくるのが今の私の夢です。

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