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「初音ミク」がカラオケに

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「初音ミク」ムーブメントの一翼を担っている「みくみくにしてあげる♪」が、カラオケで配信される可能性が出てきたようです。

カラオケでも「みっくみくにしてやんよ~♪」
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/071117/gam0711170926000-n1.htm

よく考えてみると、カラオケというのは、日本最大のプロシューマー市場と言うことができます。プロシューマーとは、生産者であり、かつ消費者である存在のことで、カラオケで言えば、楽曲の消費者であると同時に、歌を歌う生産者ということになります。

こうして考えてみると、「初音ミク」ムーブメントというCGM(Consumer Generated Media)との親和性は高く、「ニコニコ動画」の外から、「初音ミク」ムーブメントに接続しうるものであると言えます。

この場合は、歌を歌うこと、仲間に聞いてもらうことから得られる効用(満足)の対価として、カラオケ屋さんや楽曲の提供者に、金銭を払うことになります。

楽曲配信数の正確な記録と、それに応じた金銭の支払いなどの運用面がきちんと実行されれば、という条件はつきますが、楽曲のクリエイターにとってもメリットのある話だと思います。

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