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リリースにおける「ソリューション」という言葉

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このところ慌しくて更新ができていませんでした。3日坊主にならないようにと、最初に誓ったのに。。。今日からまた心を入れ替えるぞ。ということで、今日もプレスリリースに関する注意事項をお届けします。栗原さんのブログでは、「サービス」という言葉のオーバーロードぶりについて考察されていましたが、私はプレスリリースにおける「ソリューション」という言葉について考えてみたいと思います。

IT系の女性記者さんばかりが集まった、とある会合でのこと。ある方が「おおはしさん、ソリューションっていう言葉がリリースに多くて困ってるんです」と口火を切った。また別の方が「そうそう。でもソリューションって、サービスなのか製品なのか何かの複合体なのか、わからないんですよ」と。「せめてカッコして(ソフトウェア)というふうに書いていただかないと、それを調べるのに時間がかかってしまって、結局ボツになることがあるんですよね」なーんだ、そうだったのか。「だからね、おおはしさん。これからリリースにソリューションって言葉を入れて送ってきたらダメ出ししますからね」とご指摘いただいた。

実は「ソリューション」という言葉は非常に便利らしく、プレスリリース以外でも頻繁に使われている。でも、その会合でのコメントをお聞きしてからは、「絶対にソリューションという言葉を単体では使うまい」と心に決めたのでした。以来、くどいようですが、ソフトウェアだのサービスだのに置き換えるか、カッコ書きで説明を入れるようにしています。どうしても「ソリューション」としかいいようのない場合には、そのすぐあとにくる文章に簡潔に説明するのがよいのではないでしょうか? 

リリースの世界で、これが絶対正しい、というのはないと思うので、広報担当のみなさん、一緒に悩みましょうね。

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