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日経コンピューターにコメントが載りました

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日経コンピュータ10/1号の巻頭特集「崩れるデータ品質」で私のコメントが引用されています。地味なテーマではありますが、さすがの日経BPの取材力でユーザー事例等も結構おさえている好記事ですので機会がありましたら是非ごご一読ください。

さて、「米国ではデータ品質が学問の一分野として確立している」なんてコメントをしましたが、その例が以下Data Quality本です。Amazon.comで買いました。実際には、10冊くらいありましたが、売れてる方から3冊買ってみました。

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それぞれ、大学の先生、独立系コンサルタント、ソフトウェア・ベンダー経営者が書いた本です。みな視点は違いますが、それぞれに面白い本です。データ品質で一冊本が書けるという点と大学の研究としてデータ品質がサブジェクトになるという点がちょっとびっくりです。日本では、データ品質を専門とされている大学教授の方っていらっしゃるのでしょうか?(統計におけるデータ品質の話ではなく、企業情報システムにおけるデータ品質の話です)。

来期、金沢工業大学でデータ品質も含むデータ管理の講義をやれないものかと思っていますが、こんな地味な実務的テーマだと生徒が集まらないかもしれません。それとは別にデータ品質研究会みたいな組織も作れないものかと思っていますが、これも人手の点で厳しいものがあります。

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