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ドッグイアーについて

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IBMからLotus Notes新製品発表のプレスリリースが来ましたが、そこには、

ブログやドッグイアなどのWeb 2.0の技術と思想を企業が利用することを支援する

と書いてあります。で、この「ドッグイア」とは何かというと

○ ドッグイア
共有のブックマークサービスです。各自のブックマークの公開・非公開を指定するとともに、タグを使って、相手先別・テーマ別に、取り込みたい相手のブックマークを指定できます。

と説明してあって、要するにソーシャル・ブックマークのことです。

"dog ear"とは、もともと、本のページの隅を折ってしおりがわりにすることを言う言葉です。犬(ビクターの蓄音機犬とか「こまねこ」の「いぬこ」のような犬)の垂れ耳にたとえたものですね。転じて、いわゆるネット上のブックマークと同義で使っているわけです。IBMがソーシャル・ブックマークという標準的な用語を使わない理由はよくわかりません。何か歴史的経緯があるのか、何となく他社と一緒の言葉を使いたくとかなのでしょうか(「ブックマーク」と「お気に入り」の関係のようなもの)?

いずれにせよ、講演等で"dog ear"と言うと"dog year"と混乱される可能性が高いのと、個人的に本のページを折るのはあまり好きではない(あんまり関係ないですね)ので、ドッグイアという言葉はあまり定着して欲しくない気がします。もちろん、これはドッグイア(要するに、ソーシャル・ブックマーク)が企業内で普及してほしくないという言っているわけではありません。エンタープライズ・ソーシャル・ブックマークはかなり有望なテクノロジーだと思っています。

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