Softbank X01HT (HTC Hermes)を買ってみました(その1)
#今回はいつもとテイストが違うエントリーです。
長らく愛用していたVodafone 702NK (Nokia 6630)ですが電池が弱ってきたのを機会にSoftbank X01HT(中身は台湾HTC社のHermes)に機種変しました。Windows Mobileベースのスマートフォンであります。何回かにわけて簡単にレビューします。
パッケージング技術はすばらしいです。無線LAN、Bluetooth、赤外線、USB、QVGA、Qwertyキーボード、ジョグダイアル(もどき)、カメラ×2、Micro SDが入ってこのコンパクトさは脅威です。軽薄短小は日本のお家芸だったはずなのにどうなってしまったんでしょうか?(注:HTCは台湾の会社)133gの702NKと比較して約40g増ですが、まあ許容範囲内です。ストラップがつけられますので、首にかけてる人だとある意味702NKより安定するかもしれません。標準のUSBケーブルで充電できるのもうれしいです。
電話は、液晶画面またはキーボードから操作することになりますが、ちょっとボタンが小さいです(写真に写ってるのは私の人差し指です(親指ではない、念のため))。せめて、もっと液晶画面をいっぱいに使ったデザインにしてほしかったです。電話かけるたびにスタイラス出すのも何ですし。かけるときは連絡先リストの中から、ジョグダイアルで選択してかけるという使い方が普通なのでしょうか。まあ、Qwertyキーボードを引っ張り出してテンキー入力する手もありますが。
より大きな問題点は、電話を受けた時にスピーカフォン(ハンズフリー)に切り替える時にも液晶のボタンを押さなければならないということです。702NKだとハードウェアボタンの操作だけでできました。スピーカーフォンは車運転している時に便利なのですが、運転中に液晶画面を操作するのははばかられます(というか違法です)。現在調査中ですが、さすがに電話アプリケーションはカスタマイズできなさそうです。
自分は、仕事では電話機能は非常時以外はほとんど使わないので何とかなりますが、頻繁に電話機能を使う人はフラストレーションがたまるかもしれません。そういう人は、X01HT(あるいはW-ZERO)+普通の携帯電話の2台体制の方がよいかもしれません。
汎用性を追求するコンピュータ型のデバイス(PDA)と専用デバイス(携帯電話)の融合は、かなり進化はしているものの、もう一歩だという印象です。より大きな悩みの種であるデータ同期の問題については次のエントリーで。