【雑談】駐車違反監視強化で渋滞を改善できるのか?
ITに関係ない話ですみません。
今日は取材先が駐車場が整備されているところだったので昼頃に車ででかけました。ご存じのように、今日は駐車違反の監視強化の初日です。毎日運転してるわけではないので感覚的にしか言えませんが、そんなに渋滞が解消されているという感じはしなかったです。
理由は明らかです。事前に監視重点地域と告知されている地域でも結局、何台かは停まっているからです。確かに、以前のように左側いっぱい違法駐車ということはないですが、1台でも停まっていれば、その区間が一車線つぶれるのは同じですので、道路のスループットとしてはほとんど変わりません。
事前に告知されているにもかかわらず敢えて停めている車はそこに停めないと商売にならない人が一か八かで停めているか、または、大手が車一台に運転者二人割り当てて、一人が車に残っている状況でしょう(すぐ発進できる状態なので放置駐車にならない)。しかし、たとえドライバーが残っていても、そこに車が停まって車線をつぶしている状況は同じです。
違法駐車による渋滞を改善することは重要ですが、今のやり方で効果があるのか疑問です。本当に渋滞を解消するのが目的であれば、車の流れのボトルネックになる部分を改善しないと駄目でしょう。プログラムのチューニングでホットスポットにフォーカスしてチューニングしないと全体の性能が向上しないようなものです(と無理矢理ITに関連づける(^_^;))。
具体的には、交差点とか分岐する場所の手前数百メートルは駐停車絶対禁止にすべきでしょう。左に曲がればガラガラなのに、たった1台の車が停まってるせいで1車線つぶれて、車のの流れがめちゃくちゃ悪くなっている場所は多いですよね(自分が思いつく典型例は、環八を北から来て第三京浜に入る分岐)。そういうちょっとでも車が停まると渋滞への影響が大きいところは既に道が赤く塗られて注意喚起されてることが多いですよね(それでも停める人がいるのにはビックリですが)。民間を使って駐車違反監視をするなら、そういう道が赤いところに人を貼り付けて一瞬でも車が停まらないようにすれば最も効果的だと思います(あ、それだと違反金収入がなくなるので「ビジネスモデル」として成立しないですね:-P)
話は飛びますが、ニューヨークのマンハッタンでは、そういうちょっとでも停めると大渋滞になる箇所に"DON'T EVEN THINK OF PARKING HERE"と看板が出てました。ちょっと笑いました。