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男性にも知ってほしい"つわり家電"その2――母子の健康を考えて家電を選ぶ

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 「つわり家電」第1弾の記事が思いのほか好評で、「誠」本誌にも転載されてデイリーランキングの上位に入ることができました。ありがとうございます。さて、今回はその第2弾。炊飯器同様、子どもが生まれてからも重宝するキッチン家電と、エアコンの知らざれる機能を紹介します。

・食べやすくて栄養も摂れるヨナナス

 妊婦にとって冷えは大敵。体が冷えると腰痛や便秘を引き起こしたり、難産になったり、おなかの子どもにも影響を与える可能性があります。なので、妊婦さんたちはなるべく体を冷やさないよう工夫しています。しかし、つわりに加えてこの酷暑で食欲が減退し、何も口に通らなくなってくると、そうはいかなくなります。温かい物を無理やり食べて戻してしまうより、体力を維持するためにも妊娠初期は食べられるものを食べたほうがよいと言われています。
 実際、弊社の女性スタッフもゼリーやアイスなど冷たい物ならば口にできるとのこと。「冷たい物は食品のニオイもないので食べやすいんです」。なるほど。「でも、市販のゼリーやアイスは糖分と食品添加物が気になって...。生の果物を食べればいいのですが、つわりのひどい時はそれすらも食べられないのですよ」。そこで無条件に今欲しいと思っているのがヨナナスメーカー!
 ヨナナスメーカーとは、凍らせたフルーツを押し潰してシャーベットのようなクリーミーなフローズンスイーツを作るマシンです。季節の果物を食べてビタミンの補給ができるし、ニンジンやトマトなどの野菜を混ぜてオリジナルのレシピも作れます。「ヨナナスメーカーを持っている先輩ママに聞いたら、離乳食のデザートづくりに使ったり、もう少し大きい子供には夏のおやつとして大好評らしいです」。ただし、やっぱり体が冷えるは良くないし、果糖の摂りすぎも良くないので、食べる量はほどほどに。

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昨年、一世を風靡したドールの「ヨナナスメーカー」

子どものいる家庭ならば子どもと一緒にオリジナルレシピを探求するのも面白い

 

 

・ハンドブレンダーは魔法の家電

 上記と同じ理由で、つわりのひどい時でも冷製スープは食べられることが判明した女性スタッフ。昨年のスムージーブームに流されて購入したハンドブレンダーがここで大活躍です、カボチャやジャガイモを茹で、鍋の中でブレンダーで潰して牛乳でのばして出来上がり。「温かいスープは香りが立って食べれらませんが、冷蔵庫で冷やせば食べやすくなるのです」。鍋ひとつで作れるのも後片付けが楽でいい。さらに離乳食づくりにも役立つとのこと。「つわりが収まったら、栄養補給と便秘対策にスムージーを再開させたい。ハンドブレンナーは本当に持っていて良かったと思える家電ですね」。

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クイジナートのハンドブレンダーはみじん切りのためのチョッパー容器と泡だて器も付属

出産後も長く使える1台だ

 

 

・こんなところで役立つ高機能エアコン

 夏、暑くなって急いでエアコンを買いに行くと、目先の出費にとらわれて低価格モデルを買ってしまいがち。でも、後々のことを考えて付加価値モデルを買ったほうがよいですよ、とは家電量販店でよく聞くセールストークです。今回、その典型でした。多くのメーカーがフラグシップモデルに搭載している「再熱除湿」という機能がそれです。
 一般的な除湿機能は弱冷房運転をしているので、室温が下がり肌寒く感じます。これに対し再熱除湿は、水分を取り除いて温度が下がった空気を文字通り"再び熱して"部屋に戻すため、室温を下げずに湿度だけを下げることができるのです。
 上記で説明したように、妊婦さんに冷えは大敵です。一方でジメジメした空気も我慢できない。「湿度が高いと不快なだけでなく、いろいろなニオイがより際立ってしまって、吐き気が倍増します。この夏、室温を下げずに湿度を下げてくれる再熱除湿にどれだけ助けられたことか」。部屋の湿気を取り除くならば除湿器という選択肢もありますが、除湿器は逆に室温が上がってしまい、"もわっ"として不快さが残ります。やはり、エアコンの再熱除湿が最適とのことでした。

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パナソニックのフラグシップエアコン「Xシリーズ」

快適な睡眠が得られる「おやすみ運転」も妊婦さんには嬉しい機能らしい

 2回にわたって「つわり家電」を取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか。つわりの苦しさは男性には全く理解できませんが、それが少しでも楽になるのならば多少の出費は覚悟しましょう(笑) それにしても、私の妻が妊娠していたころはこのような便利な家電製品は出ていなかったので、妻は相当苦労したのではないかと、今さらながら妻の偉大さに気づかされました。というわけで妻に感謝しつつ、この項を終わりとします。

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