ラズパイによるカーネルパニックログ取得が役立った!
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昨年、「ラズパイの有効活用など」で紹介した、ラズパイを使ったカーネルパニックログ取得の仕組みがついに役立ちました!
対象のシステムのカーネルパニックが発生しました。
本当は、ラズパイ本体を回収しなくてもログが取得できる仕組みにしたつもりでしたが、ちょっとラズパイに入れたプログラムに問題があり、本体を回収しました。
↑半年以上しっかり動き続けて戻ってきたラズパイ
ラズパイのLinuxはSDカードに入れて動かすのが標準的ですので、このラズパイでもSDカードで動かしましたが、SDカードをカードリーダーに入れてLinuxでマウントして調べてみました。
見事にカーネルパニックのログが残っていて、私が作ったプログラムの問題ではないことが証明できました!
とはいえ、他人のせいでもカーネルパニックするのも良いことではありませんので、調査してみたところ、Linuxカーネルの208.5日問題だったようです。カーネルにパッチを当ててリビルドし、カーネルを入れ替えないとなりません・・・。
ということで、自分がコーディングしたプログラムが原因でなくても疑われるのは良くあることで、無罪を証明するためにログを仕込んだりしますが、カーネルパニックの場合はログに記録すらできないことが多く、しかも、実稼働マシンですとパニックが起きた状態で確認しに行くまで放置することもできず、結局証拠が残せずに疑われ続けることが多いものです。Linuxカーネルの場合はnetconsoleという仕組みでパニックメッセージをUDBで投げることができます。それをラズパイなどログ取り専用小型機に飛ばすのはなかなか良いアイディアだったと自己満足しているのでした。
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