スポーツを続けるコツは、道具を買うこと!?
土曜・日曜と40kmちょっとのサイクリングをしたので、今日はどうしようかな・・・と考えていたのですが、日中は風が強い予報でしたので、サイクリングは諦めました。家のことと仕事などをやって、何となく疲れたので昼寝をちょっとした後、「やっぱり運動しないで1日を終えるのはもったいない。走ってこよう!」と、10kmだけですが、ランニングしてきました。
ということで、3日間ともそれなりに運動をして、健康的な感じですが、先日、自社のランチタイムに、運動を続けるコツの話題になりました。「サイクリングやランニングでメタボ対策を!」とメンバー達に言い続けていたところ、今では結構な人数が、ランニングやサイクリングで運動不足を解消し、人間ドックでも結果が良くなりました。当初から私は「気に入る道具を買ってしまうこと」がコツだと話していたのですが、最初は「それは小俣さんがオタクだからですよ」と聞く耳を持たなかったメンバー達が、今では「道具を買うとモチベーションが上がりますよねぇ」と言うようになりました。
そこで、私が続けているランニング、サイクリングで、何を準備するのがお勧めかを書いてみましょう。
まず、ランニングですが、ランニングの最大の特徴は「どれだけやってもお金がかからない」ことでしょう。ただ近所を走れば良いだけですからね。でも、ランニングは体にかなり負担がかかります。若者はいくら走り回っても大丈夫ですが、歳を取るにつれ、膝などに負担がかかり、痛くなりやすいものです。多少の出費でそれを緩和できるなら、他のスポーツに比べれば安いものでしょう。
ランニングのポイントは「シューズ」でしょう。足に合うことはもちろん、底のクッション性が高いものが良いです。競技志向だと軽さも重要ですが、メタボ対策ランニングなら、クッションと快適さがポイントです。
次が「ウェア」ですね。ジャージで十分と私も思っていましたが、ランニングウェアを一度着て走ってみると普通のジャージには戻れなくなります。軽くて蒸れにくく、快適です。ただし、ランニングウェアはジャージなどに比べるとタイトになっている気がしますので、普段Mだからと気にせずに買うとウェストがきついかもしれません。私がそうでした。それが悔しいので「このウェアが普通に着られるようになろう!」と頑張ったものでした。
あとは膝が辛い人は「膝サポーターかサポート機能があるタイツ」でしょう。それに冬は寒いので、手袋や帽子も必要です。いずれにしても、他のスポーツに比べるとかかる費用は断然安いのがランニングの特徴ですので、ケチらずに快適で続けたくなるようなものを買うのがお勧めです。シューズは相当贅沢をしても1万円ちょっとです。他のスポーツに比べれば安いものです。
さて、サイクリングですが、これは贅沢なスポーツです。ロードバイクは20万円出しても「初心者用」という感じに見られるくらいです。でも、こちらもタイムを競うなどしないのであれば、初心者用でも十分です。メタボ対策なら全然問題ありません。あまりにも安いものはさすがに差が大きいのですが、20万円くらいなら十分快適でしょう。それでもランニングに比べるとかなり初期コストがかかりますね。
サイクリングでよく見かけるのが、「ロードバイク本体は高級なのに、ウェアが間に合わせ」という人です。人によって価値観はさまざまなので、悪いとは思いませんが、ロードバイクはそれなりに長い距離を走り続けて良い運動になるタイプのスポーツです。50kmくらいは普通に走るようになります。50kmだと3時間近く漕いでいることになります。ウェアが快適かどうかの違いは3時間ではかなりの差になります。
ロードバイクではお尻にパッドがついたウェアを履くのが普通ですが、パッドは安物とまともなものでちょっと差がある気がします。お尻が痛いのは辛いので、パッドとサドルは気に入るものを見つけると快適になります。
ロードバイクの最大の敵は「風」です。風の抵抗が一番辛いのです。追い風なら初心者でも40km/h出せますが、向かい風だと20km/hでも辛いのです。風の抵抗のほとんどは自分の体で受けるものです。ぶかぶかのウェアだと、風の抵抗がさらに大きくなります。ロードバイク用のウェアがピチピチなのは風の抵抗を減らすためです。メタボ状態で着ると肉がだぶついてとても気になるのですが、それも頑張る原動力にしましょう。
日本は暑いか寒いかで、どちらもサイクリングには辛いものです。安物のウェアはやっぱり着心地がイマイチだったり、すぐに傷んだりします。お気に入りの着心地が良いウェアがあるかどうかで、「今日も走ろう」と思うかどうかがだいぶ変わるものです。
ロードバイクを始めるときには、自転車本体ばかりに目が行き、お金も自転車本体で使い切ってしまう人が多いと思います。私もそうでした。でも、しばらく続けてみると、自転車本体ももちろん良いものが欲しくなりますが、そのまえに、快適なウェアやヘルメット、グローブがないと、乗る気がしなくなります。サイクリングウェアは他のスポーツウェアに比べると高価で、贅沢なスポーツの代表格のゴルフよりもウェアは高いかもしれません。が、違いは大きいです。
自転車本体は、ヒルクライムなど、速さを競いたいときにはそれなりに値段の差は出ます。とはいえ、自転車が良ければ速い人を抜けるかというと、そこまでの違いはありません。10万円高い自転車を買っても、車両重量は数kgしか変わりません。それよりも、自分のお腹の肉を減らす方がはるかに軽量化できますし、体を鍛えればその差はひっくり返せます。まあ、少なくとも「健康のため」であれば、「高価な自転車本体より、快適なウェア」だと私は思います。
ということで、メタボ対策はそれなりの運動を続けることが大事ですので、快適さはとても重要です。ランニングでもサイクリングでも、履くもの、着るものにはちゃんとお金をかけるのがお勧めです。お気に入りのシューズを手に入れると、早く履いて走りたくなるものです。道具を買うことはやる気を出すひとつのテクニックです。