親分同士の打ち合わせは雑談で決まる!?
今日は一日外出で、打ち合わせをこなしてきました。私自身の社外での打ち合わせは数パターンあり、非常に大ざっぱに分類すると、
・技術的な打ち合わせ
・商談
・協業に関することなどの打ち合わせ
という感じでしょうか。さらに、担当者同士なのか、リーダー同士なのか、などによっても違ってきます。
数では圧倒的に担当者同士が多いのですが、事業を大きく左右するのはリーダー同士の打ち合わせです。私は自分自身でプログラマーを中心とした技術担当者にもなりますし、営業担当者として商談もしますし、リーダーとしての打ち合わせも当然します。
担当者同士の打ち合わせというのは大体想像できると思いますが、リーダー同士の打ち合わせは、かなり個性的な打ち合わせになることが多い気がします。
ほとんどの場合、目的があって打ち合わせをするのですが、実際に本題に関する話をしているのは、3割くらいでしょうか。下手すると1割くらいの場合もあります。多くの時間を占めるのは「雑談」です。
「雑談に意味があるのか?」と思う人もいるでしょうけれど、本題以上に意味があることがほとんどです。基本的にリーダー同士の打ち合わせの場合、具体的なことは担当者同士で決まっていることが多く、リーダー同士はわかりやすくいえば「腹の探り合い」のような感じなのだと思います。腹の探り合いというと何となく悪いイメージかもしれませんが、要するに、「この会社と事業を進めて良いのか?」「この人を信じて良いのか?」を見極めたいのです。用意した資料に書かれていることなどは、担当者同士で進めていることなのでそれを再確認したいわけではなく、雰囲気を感じたいわけです。
そういう意味で、「雑談がうまいかどうか」というのは、リーダーとして非常に重要なスキルだと私は考えています。雑談というと適当に好きなことを話していれば良い、とか、相手にあわせていれば良い、と思うかもしれませんが、それはプライベートな雑談です。仕事の雑談では、雑談を通じて「人格」「社格」を見られているようなものなのです。社会常識のような話はもちろん、普段どんな考えで行動しているか、自社をどう考えているか、世の中をきちんと見ているか、こだわっているか、など、雑談から全てを読み取られてしまうのです。
様々な経験・行動、読書、人脈、交流など、多くの背景がなければ、簡単に薄っぺらいことがばれてしまいます。雑談上手になるためにも、趣味や余暇の過ごし方、自分への投資はとても重要なのです!