常駐先でどう見られるか
昨日からずっと悩んでいた問題もなんとか解決し、疲労で頭は重たいものの心は少しスッキリした状態でお昼ご飯を食べ終えたところなのですが・・・
このところ当社のIT事業部では、あまりにも仕事が溢れかえりすぎていて、今現在3名の社外の方に常駐していただき、一緒に仕事を進めています。私は若い頃、CADシステムの開発販売事業をやっていましたが、「稼げないのなら外に行って稼いでこい」と2度常駐で仕事をしましたので、常駐する側の経験もある上で、少し気になることを書いてみましょう。まあ、ストイックすぎると言われそうな気もしますが。。
常駐先で、お昼休みに寝ているというのはどう感じるでしょうか。常駐する側・常駐してもらう側で感じ方は違うかもしれません。「休み時間なのだから寝ようが何しようが勝手だ」という意見もあると思いますが、私はそうは思いません。
常駐の仕事だろうがなんだろうが、営業さんはそれなりに苦労して仕事を確保して、そのおかげで仕事ができているのです。常駐先にきちんとした仕事ぶりをアピールすることくらいしなければ、継続してもらえるかどうか、あるいは、他に良い評判を伝えてくれるかどうかが、かなり心配になります。担当している仕事が問題なく前倒しですばらしい品質で進んでいるから、やることをやっているのだから、どういう仕事の仕方でも良いというものではないと思います。
自社のメンバーが休み時間に寝ているのとは少しわけが違います。自社のメンバーなら、その人がどれだけ大変な状態かをしっかり上司も把握できているものですから、「あれだけ頑張ってくれていれば、疲れるのも無理はない、多少のことは大目に見よう」という考えも浮かびますが、常駐の人で、さらにそれほど仕事も忙しい状態にはしていないというのであれば、やっぱり気分は良くないものです。「そんなに眠い状態で、仕事を品質良くこなしてくれるのだろうか?」と心配になってしまうでしょう。それに、「万全の体調で仕事をしてくれることを期待しているのに、眠たい状態で来るとはどうなんだ?」とも思われるかもしれません。
どんな仕事であれ、引き受けたからには、お客さんに対して自分がその仕事の代表であり、見られている、ということを意識して損はないと思います。「あの人はすばらしい仕事の取り組みをしてくれる」「あのような人がいる会社なら他の人も期待できる」と思ってもらえるかどうかは、大きな違いになることでしょう。
私がプログラミングの仕事で常駐した若い頃、初日で1週間分の仕事を半日くらいで終わらせてしまい、「ほかに頼むことはまだないので、適当に時間をつぶしていて」と言われ、終電まで毎日そんな感じでつきあわされたものですが、その仕事を終えるときには派遣元のリーダーから「うちにこないか?君なら年収***万円は確実だ」と飲みに行って言われました。あまりそういう仕事に興味はなかったのでお断りしましたが、そうやって自分を売り込むことは簡単にできるものです。まあ、売り込む気もない、というのであれば仕方ありませんが。
社外だけでなく、社内でも実は同様だと思います。たとえば、「社長が毎日昼になるとデスクで寝ている」というのはどうでしょう?おかしいですよね。そんな社長はまずいないと思います。立場が上になるほど、周りから見られるレベルが高くなるものです。そもそも眠くて疲れ切った状態でしょっちゅう仕事をしている、ということ自体もまずいですし、眠くても、気力でしっかりした様子を見せるのがリーダーというものです。同じように、若手も実は周りから多少なりとも様子は見られていることは意識した方が良いかもしれません。まあ、本当に忙しくて疲れているときもあるものですが、そういうときは周りもその状況をわかっていることが多いでしょうし、それでも私は寝ませんけどね。。
細かいことですが、ちょっと気になったのでした。