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プログラミングでメシが食えるか!?

自分の悪い面も見せる?

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土日で実家に行ってきました。実家と言っても、自宅から車で1時間程度で行けるのですが。父は日本酒(とくに新潟の)が大好きなので、先日湯沢で買っておいたお酒を持っていき、妹家族も加わって宴会でした。
Sake
父は八海山を用意していたので、私が持っていった鶴齢と共に、新潟日本酒飲み比べですね。父はちゃんとどちらが八海山かを当てられました。私は鶴齢の方が後味が良くて好み。

さて、さんざん飲んだ後、我が家と妹の家では、ちょうど中三の受験生がいることから、進路の話になったりしました。酔ってこういう話をすると大抵ろくなことにならないのですが・・・。

私と妹の旦那とは、当然育った環境も違うわけで、意見も考え方も異なり、どちらが正解ということではないのですが、意見は割れました。最終的には母が、

「あんたたち二人を育てたわかったことは、子供は親の思い通りにはならないってことだね。」

という感じにつきると思うのですが、親としては自分ができなかったことを子供に託したいという思いもあるものかも知れませんね。私は自分自身が干渉されたくないので、子供にも相談されない限りは好きなようにやれ、という感じですが。

さて、そんな会話の中で、ちょっと引っかかったのが、「親は子供に良いところだけを見せたり話したりしていれば良いものか?」という点です。私はどちらかというと、自分の失敗経験などを笑いながら話してあげた方が、子供としても、「あぁ、偉そうに思えている親も、実は完璧ではないんだ。自分も大丈夫だ。」と思ってくれると考えていて、自分が子供の頃の話は、良いことももちろんですが、失敗談もたくさん話しています。妻もそのあたりは同じ考えのようで、盛り上がると夫婦で相手のネタを子供に聞かせ合ったりして、子供達も偉そうな話を聞くときよりはるかに楽しそうに聞いているものです。

職場でも同じで、先輩の成功談を聞かされるより、失敗談を聞く方が、若手としてははるかに参考になり、勇気も出るのではないかなぁ、と思っています。良い面は言わなくても「背中を見て」わかっているものではないかと思います。

育てるという面以外でも、人付き合いは、肩肘つっぱって威勢をはっているより、「こんなバカなこともやってしまう、未熟者でしてね」と入っていった方が、すぐにお互い気心が知れるようになると思っています。

完璧すぎる(そぶりの)人は、実は近づきにくく、かえってその良さを発揮できないのではないのかなぁ、と、二日酔いになりながら考えていたのでした。。

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